すべてのおすすめ
雨がまっすぐ降っている

女がじぶんのために着飾っている

お金はひとをすこし幸福にしてくれる

お花が時空の先端で揺れている

あなたの風邪が治りかけている

生物も無生物も
 ....
見知らぬところで

ひとのこころは

てのひらを返したり

大人だからだまっていたり


六月が川面をぎらつかせている

ぼくは見つめている

なにかを吐き出したくなっている ....
遠くから靴の音、口笛の音かもしれない

僕は歌うかもしれない
だれにも聞こえない、見えない歌を


詩はあまりに裸すぎて
隠さなきゃならない気持ち隠しきれなくて

ポストは赤くて僕は ....
じぶんががんばることが

誰のためにもなっていない

未来も含めて

誰のためにもなっていない

これ以上の絶望ってあるだろうか

言葉はいつも足りなくて

無力感ばかりにひた ....
新聞の一面広告の通販に500色の色鉛筆があった
1ヶ月に25本ずつが20ヶ月送られて来るのだそうだ
500色の色鉛筆なんて必要ないとも思えるし
500色の色の違いを見てみたい気もする
20ヶ月 ....
恋やら愛やら仕事やら

友やら親やら人生やら

きみはいつも手の鳴るほうへ

渡り鳥みたいにいのちをかけて


宗教やら政治やらではないぶん

ずいぶんといさぎよく

伴わな ....
 お客さんのところを辞してタクシーで新杉田まで出た。
 新横浜までの車窓からは灰色の雲と灰色の建物、それと六月の緑、新緑は深緑に変わっていた。

 季節は旅をしている、と思う。
 それは空間の ....
子供の頃かいま見た大人の世界は
寝ているじぶんに聞こえてくる両親の会話と
めったに入ることもなかった職員室が印象的だ
それを引きずっているからだろうか
お客様の事務所でお客様を待っていると
 ....
土煙りの中から少年と大男と若い女が現れた

少年と大男は同じ鳩と繋がっていた

若い女はこの世界の法則の例外を

そんなこともあるのかな、程度にしか気にとめていなかった

大男の右頬か ....
近くのミニコープで向かいの奥さんが食料品を買いだめしていた
奥さんはミニコープのレジにかごを二つのせ
あしもとにはさらに四つのかごを置いていた
お子さんはお菓子を握りしめていた
インフルエンザ ....
ぼくは一人ではない

ぼくがダメなときでも

だれかが頑張っていてくれるから

ぎりぎりふりしぼって

前のめりにでも進んでいったら

またやる気出てくるのかな


西の低き ....
泡ってなんで円いんだろう
月ってなんで円いんだろう
地球もなんで円いんだろう
ねじ穴だってコインだって
みんななんで円いんだろう

○は□よりつくりやすいからかな
なんでもかんでも
時 ....
真っ赤な太陽が夜をつれて

あの日の団欒今はいずこへ

涙を隠して背中を伸ばして

眩しい目位しか出来なくて


あなたを憎んでいると告げ

真っ赤な太陽は西の山の端

あし ....
マニラでの仕事は十分で終わった
事務所に顔を出しただけで終わらせたのだ
日本の社長の心ない言動で
まったくやる気を失っていた
まあ自分で指示を出しておいて
途中で梯子をはずしてきたということ ....
中二の国語の授業で先生が三篇の小説を朗読してくれた
そのうちのひとつは中間試験に出題されたが
あとのふたつはただ朗読されただけだった
先生の野太くて高い声が教室をしんとさせた
ふだつきの悪だっ ....
彼女と仕事をしてると楽しかった
たぶん仕事が終わればそんな気持ちもなくなるって思ってる
ぼくはクリエーターだ彼女は実務をしてくれてる
この広告の小冊子づくりが終わればチームは解散する

ちょ ....
僕は許せないでいる
そのことに執着している
それは精神的にも肉体的にも
道徳的にも絶対によくないことなのに
そこから抜け出せないでいるのだ

じぶんがどう見られているのか
そんなことに価 ....
彼女に借りた自転車で東京タワーに向かった
彼女といっても付き合っていた訳ではない
夜8時過ぎに久が原を出発し
西馬込の地下鉄の入口をすぎると国道はこわいくらいに夜だった
細い歩道をヘッドライトを横目に ....
幸福とはなんだろうか

世間的にいう寿命で

たいせつな人達に看取られながら

死ぬこと、

僕ははっきり覚えている

小二のときそれをテーマにした絵本を僕は描いた

中二のと ....
アメリカ人たちと会議をするといつも
合理性のなかに弱さが同居しているのを感じる
それは金融危機の起こる前からの印象だ
彼らの言葉にはまず結論がある
彼らの言葉を使うとき
僕らは結論から話すのではない
 ....
僕たちの記憶は海底に眠っている
それを何百万年後
探査船の小窓から覗いている
探査船の光に照らされた音のない世界
僕たちの記憶は僕たちに気付いていない
不倫はまだ化石燃料にもならずに
探査 ....
認めなきゃ
じぶんより志しの低いひとに
誹謗中傷されようと
認めなきゃ
ぼくはその毒にやられてしまう
夜も寝れない口惜しい気持ち
そんなものを認めていても
ぼくはその毒にやられてしまうだ ....
使い古された感もある言葉だけれど
過去と他人は変えられない、未来とじぶんは変えられる、
でも僕ら大半の凡人は
後悔に酔いしれてみたり
まわりのせいにしてみたり
そんなことをして過去の延長線上 ....
九十まで生きたいとか言っていた姉が
今は七十でいいみたいだ
介護を受けれるか受けれないか
ボーダーラインの老人たちの調査をするのが姉の仕事だ
老人は環境をかえるとすぐにボケてしまうらしい
だ ....
人生は旅だ
旅のようなもの、ではない
人生は、間違いなく、旅だ
私たちが生まれるまえ、じぶんで買った旅なのだ


そのイメージはこうだ
私たちは生まれるまえ、お金を貯めに貯めた
そのお ....
時間があるなら桜の名所にご案内しますよ
待たせていたタクシーで駅ではなく桜の名所、展勝地にゆくことにした
運転手さんの話を聞いているうちに展勝地につく
北上川の土手道2キロに1万本の桜がつらなっている ....
ふきっさらしのこころ

きみのしろいからだ

ぼくをとおせんぼする

珈琲にさそってみる

いたいけなオスになる

みんなのしあわせを

かんがえる立場なのに

新緑は幽霊 ....
ベイブリッジ近くの流行りのマンションは
遠くからだと暮らしの明かりがあたたかだけれど
ロビーでこうひとを待っていると
ちゃちでざわざわとしたものにしか思えてこない
ビジネスマンがエレベーターに ....
雨がふります

風がふきます

さくらの帯が

蒼ざめたアスファルトに

朽ちてゆきます

自動販売機をまがります

白猫がかまえます

大気が雨に洗われます

大気を ....
橋を渡る

象徴)桜が添付される

光と影が

象徴)見つめている


ぼくらはどこから来たんだろう


橋を渡る

悲しみ)桜が添付される

光と影が

悲しみ)混ぜ合わせている


ぼくらはどこへ ....
夏嶋 真子さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
この曇り空のしたで- 吉岡ペペ ...自由詩409-6-21
見知らぬところで- 吉岡ペペ ...自由詩609-6-19
遠くからの音- 吉岡ペペ ...自由詩1009-6-16
絶望- 吉岡ペペ ...自由詩709-6-15
500色の色鉛筆- 吉岡ペペ ...自由詩509-6-14
渡り鳥- 吉岡ペペ ...自由詩809-6-11
孤独- 吉岡ペペ ...自由詩309-6-8
大人の世界- 吉岡ペペ ...自由詩909-6-5
NO!- 吉岡ペペ ...散文(批評 ...309-6-4
世界- 吉岡ペペ ...自由詩409-5-31
メッセージ- 吉岡ペペ ...自由詩709-5-28
- 吉岡ペペ ...自由詩609-5-28
夜をつれて- 吉岡ペペ ...自由詩509-5-26
マニラでの数日- 吉岡ペペ ...自由詩1109-5-24
宇宙の闇- 吉岡ペペ ...自由詩409-5-23
五月の夜/六月の闇- 吉岡ペペ ...自由詩809-5-22
自問自答- 吉岡ペペ ...自由詩709-5-22
有限を突破せよ!- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...409-5-21
幸福- 吉岡ペペ ...自由詩909-5-18
彼らの哀しみ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...509-5-16
海底の小窓- 吉岡ペペ ...自由詩409-5-15
認めなきゃ- 吉岡ペペ ...自由詩1309-5-14
輪唱- 吉岡ペペ ...自由詩609-5-12
老いるということ- 吉岡ペペ ...自由詩1109-5-6
人生は旅だ- 吉岡ペペ ...自由詩1309-4-27
展勝地にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...509-4-25
とおせんぼ- 吉岡ペペ ...自由詩609-4-22
風に、さよなら- 吉岡ペペ ...自由詩409-4-20
さようならの粗雑- 吉岡ペペ ...自由詩509-4-14
橋を渡る- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...309-4-11

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する