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1.
ある日
ふと思い立って
きみの世界に寄ってみた
そこではきみが
四足歩行で用を足していたり
三色に光りながら交通整理に励んでいたりして
それは
何一つ変わ ....
{引用= そこには、ひとつもない
うらがえしてみると
ふたつもある
ななめからみようとすると
たくさんのかげにはばまれて
くちをとじられる
....
ひとは
寂しいふりと、狂ったふりが上手です
全員ではないけれど
大半は、そんな気がします
彼女は論文を書きます
自分が、自分に出した課題で
原稿用紙を何枚も埋めるこ ....
いじわるをいわせないためには、どうしたらいいだろう
*
最近の話をしようとすると
思考は酷く曖昧で
断片的なものになってしまうから
こんな形をとっ ....
古い学童保育の前で
私が気付いた影は
小さな二つだった
ちょっと気の強そうな背の高い子と
その影を踏んで歩く、少し小さめの子
見覚えのある景色に微笑みながら
私は、 ....
この際ニートになるのもいいね
日差しも風も
私を置いてけぼりにしたまま
すっかり秋めいてしまったから
もう
何にもやる気が出ないんだ
この呟きだって
惰性のよ ....
そしてこれは日記のようなものだ。
むしろ、「日記」と括ってしまった方が正しいかもしれない。
そんな散文です。文法やらなんやらは滅茶苦茶です。
内容も支離滅裂です。論がころころ変わります← ....
黄色のひかりがぶれる部屋で、
わたしは
左足で眠るかさぶたからゆくらゆくら
透明?
に、なりつつ
もう、なくなった筈の
/もしくは、見えないだけかもしれない
水掻きに脈を聞く。 ....
きみの世界が回る
その自転を知り、触れたいと思う
わたしが逆らっても
きみは進んでしまうから
追い付くことはない
きみを紐解くように
その髪を梳いている
....
*AM4:00
朝が早い
青い鳥は見付からなかった
いつもそうだった
*AM3:00
戸締まりの仕方が分からない
声だけが湖になる
....
湿る度の、音
響いたあとの名残は、
何かしらのかたちで
沈んでいく
(奥底で
(深々と眠りつつ、
震える指先は
鼓膜をなぞりながら
(呼吸を、
ひらめいて ....
底の少し剥がれた
スニーカーで、歩く
レンガに反射する光が
私をほんの少し
焼いている
とりあえず深呼吸
一回、二回
排気ガスは気にしない
それすらも
世界の一部だと
言って ....