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加工した情報の外で
僕はどうなるのだろうと思わされている
正しくはない情報のあるがままに
正論をじっと見つめさせられているみたいだった



街をぼんやりと立たされていた
看板から流 ....
文字盤のバックライトが夕焼けなものだから
私の摂る食事はいつもディナー
中央、マイノリティのあさはかな傲慢が
光る、幻覚を一日に6回みている
沈黙しはじめる空間にやわらかく抱き込まれ
なにか ....
期講習では立ちっぱなしなので、足の裏が痛くなる。
クーラーが直撃する場所に教壇があるので、時々おなかが危うくなる。
ので、理由をつけて教室内をあちこちと動き回る。
やっぱり足の裏は痛くなる ....
わたしが無職だったころ
茹で卵と塩むすびだけはんかちに包んで
毎日河原へ出かけていた
それしかやることがなかったのだ
アンケート用紙とかに
無職
と書くのが厭だったので
仕事を探してはい ....
夜中に体に違和感と吐き気を感じ
洗面台へ向かいました
けれども
嗚咽とは裏腹に
吐くものがないのです
あれ、今日何か食べたっけ
鏡を見ると
栗色の髪と白い顔の私が立っています
暑さのあまり着ていたシャ ....
 
 
宇宙の規格が
地球の法則になる
出来事として行われたならば
街の片隅に残る
擦り切れたビデオテープを
永遠に焼けばいい

ノスタルジックな伝統が
息づく吐息は
乾ききらな ....
 
氷、と書かれた布製のものが
海からの風にそよいでいる
大盛の焼きそばは皿いっぱいに広がり
けれどできる限りの表面張力によって
その外形を保っている
去勢されたばかりの犬が
日陰で餌の ....
毎朝やってくる
真っ白な日常
今日はどんな色に染まるかな?
昨日は灰色だった
まるで厚い雲のように
気分がひどく落ち込んで
時々にわか雨が降っていたよ

でも今日は君に会える
君は太 ....
彼は一人きりで土の中で六年待ちました 
生まれた時、彼は目が見えませんでした
目が見えるようになったのは彼が五歳の時
暗い土の中で、何も見えませんでした
それから今まで何も変わりません

 ....
あなたによく似た制服姿の男の子が最近やたらと目に付くのよ
白い横顔に長い前髪 華奢な鼻にひっかけた眼鏡

ヒールの足で踏み荒らしたあなたの綺麗な世界は今はもう元に戻っている?

わたしの事は ....
くじけた気持ちが満ちてくるのは
自分が気難しいせいだ。

軟化した脳で考えさせ
萎えた手で持つこと

折れた足で立つこと
遠くなった耳に聴かせる
衰えることを許さないかのように
若さ ....
水のない水槽の中で
ただじっと空を見ていた
泳ぎ方を忘れた魚たちには
青の区別がつかない

水のない水槽の中は
水がない分だけ騒がしい
自分の鱗のはげ落ちる音にすら
耳を塞ぎたくなるほ ....
2004apr/nov diaryより抜粋及びリミックス
2009年07月22日16:37

不安の話をしよう。たくさん
まず正確に今の状況を逃げずに。正確に。

身体化されていく運命 ....
太陽が沈む夕暮れ
暗闇を捕まえに時の間をすり抜けて
秘密の場所へご招待
有難う 左様なら
貴方の声が響いたなら
会話など無意味で

小さく笑った貴方が
朝焼けから逃げるように走り出す
 ....
月夜にあのこは変化する
みまたの槍もつライオンに

紙で包んだ かみそりを
ぼくに渡してくれたけど

いつまでまっても、どこからも
一粒の血さえ滲まない

猫にまじないかける時
 ....
きみの濡れたココロが私の頭に咲いた黒い花を溶かすように
きみを汚してゆく僕の肋骨をどうか赦してほしい

改行キーが見つからなくて
仕方なくクラクションを鳴らすのだけれど

蝉の声は今や猜疑 ....
蝉の声痛すぎて
ロックのような雑音で
上書

罪の汗流したくて
気障ったらしいクーラーを
停止

脳味噌痺れ切って
言葉の切れっ端が散乱するも
放置

胸の奥乾き切って
 ....
きっとね、
あなたがそこで生きていていいという理由がないのとおなじくらい
あなたがそこで生きていてはいけないという理由もないのだから

そこで力強く繰り返している心臓の鼓動をさえぎらな ....
 おもわず空を仰ぎ見た。
 
 あたしを覗いてたのは、おもいきり金色をした半分のまる。
 
 機械の動く音とともに、やさしいこえ
 
 ふりむけばおおきな闇がぽっかりと僕を待つ ....
 少女の胸をノックする
 自分の胸をノックする
 聞こえるのは日付と曜日
 それもよくわからない

 18月緑曜日
 25月五目曜日
 116月アイロン曜日

 (太陽ふ ....
雪なのか
塩なのか

雪なのか
塩の固まりなのか
降ってくる
ぶつかり合う
不明瞭な
界面は
混じり合うことなく
ぶつかり合い
共に
音なく
砕け
一つになり
砕け
混 ....
帰ったら
ご飯を食べようね
バス停前のあの本屋
きっとこの頃は
思い過ごしているのだろう

傘の下のせまい

湿った毛色がとろりと風邪をひく
濃いすみれのようなのは
浮ついた午 ....
わたしが生まれるよりうんと昔に
他界してしまった母方の祖父は
実直で陽気なひとだったと言う


わたしが高校の制服に袖を通して間もなく
他界してしまった母方の祖母は
大変に気の強いひとだ ....
井の中の蛙を掌にのせて
珍しそうに眺めながら
「大丈夫だよ」と彼女は
うわのそらでつぶやいた

程好いぬくもりにとろけて
居眠りしていた蛙は
「大丈夫だよ」という言葉を
うっかり「好き ....

目を開けなくとも蝉が鳴いている
目を開けなくともあなたの部屋にわたしがいる
けれど、目を開けて
眠るこの部屋のあなたを確かめる


蝉が蝉が鳴いている、ああ、夏なのだ
翅の ....
 
 
知らないことは
罪ではない
知らないふりをするだけで
憎悪に気づかずに生きていける
わたしたちの
暮らしもあるけれど

あるいは
あった
とも言える
今あるものは
す ....
足のままに進んでいく生き物
飛んでいる海猫を見た
自分に何かを思いながら生きていた
不完全なままの僕がいた

君はどこへ行くのか知らないが
疲れ切っているよう
死にかけた体は
忘却を瞑 ....
僕があの天才ランボーみたく永遠を見つけたのは17歳のこと
僕は永遠を見つけたかわりに人の心を失った
自由になるとは死ぬことに近いと悟った
だから僕はまだ自由になりたくないんだ

妖精や太陽の向こうにい ....
 
 
母さんの中を
金魚がぷかぷか泳ぐ
雲の柔らかさ
産地とはおしなべて
そんなところなのだと思う

母さんの背中
バズーカ砲つけたら
悪いロボットみたいだ
だから僕たちは
 ....
ただあなたが好きだった

ほんとうに

ただそれだけ

あたしには

それだけしかなかった
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