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ふりかけるのか ふりかけないのか
お前はご飯の上でふりかけを振りかざして迷っている
頭の中じゃ花びらちぎって物事決める乙女になっている
お前は乙女座かもしれないけど間違いなく野郎だぞ
ふりかけ ....
南風に乗って、夏が
駆け込んできた

いつだったか あなたは
疑いなく寄せるそれを
レモンの光、と呼んで
指先で掬い上げて口付けをした

透明な時軸につかまって、僕は
ひとま ....
{画像=061008035546.jpg}
ふとした隙に これが現実だと崩れ去るのは
トランプの尖塔と 君のいた日
今 君に届かぬ声を出すのは
次々狂う 出会った人間
僕はまた この世界へ目 ....
淡い彗星到来
さわりぞら
沖網に掛かる
幾千の廃絶が決心を垂らす

鉱石の連鎖
明滅の香澄
二重のIラインが
悲しく咽び濡れ

散ったのはいつだ
散るのはいまだ

微 ....
一.

 俺の知らない赤で
 雲が光の中で
 死んでゆくんだ
 今も

 おまえの知らない青で
 波が砂の上で
 壊れてゆくよ
 ほら

 見ろよ
 カモメの親子が今
 俺 ....
(でっかいのが、死んだ。)

風殺すようないかり肩に丸刈りの白髪頭乗せて来るのは あれは
ロブス 漁師で 工房の隣の教会の管理人だ
逆光でも分かる お調子者の いつものいたずら ....
緑が目にしみます
僕は
捨てなければならぬものを
いくつも背負い込んでは
その捨て場に
迷っています
そのうえ
次から次へと
捨てたくなってしまうものが
増えてしまい
捨てることも ....
みどり、それに付随する赤、

何か書かなくてはいけないというので
わたしはこうしているのです
あんまり静かでうるさいので、
以前どうやっていたか忘れてしまった。

みどり、それに付随する ....
正月に日本酒を飲みながら詩を書いていたら
火曜日に詩を教えているキムからskymailがきた


「幹さんやばいっす、オレ犯罪犯しちゃいそうです」
『ちゃんと詳しく説明してミソ』
「ちんこ ....
一月の風が
凍りつく 窓を叩く
眠りに至らぬ 冷たい夜半
明日出て行く この部屋を
片付けても 片付けても
きりがない
少女の玩具は 置いてゆこう
がらくたに 埋もれた
わたしの魂よ  ....
いつからか夢見ることを遠ざけたのは
それが大人になることだと教えられたからではなく

身近な現実を見つめれば
それが大人になることだったからでした



忘れ去られた銀河ステーション
 ....
久しぶりに三人で手を繋ぐ
いつもより寒い冬
汗をかいた小さな掌は
どことなく妻に似ていた

歳を聞けば指で
三本や五本を出していたのに
今では両手の指すべてを使わなければならない ....
おまえがほんとうのことを口走る度に
鳥の翼から羽毛がぬけ落ちる
世界はやせ細り 目に見えるものすべてが
絵に描かれたものとして溶けてゆく
たとえば可哀相な妹が
人に知られぬ速度で後退する時
 ....
重々しい灰色が包む脳天から
力技で星を眺めようと画策してみる
天に唾を吐きかける回数は
ここ一週間で食ったおにぎりと比べて
どちらの方が多いかなど
顔も知らない隣人に尋ねたくなる

誰も ....
158センチの君を、僕は156センチだと思っていた
172センチの僕を、君は170センチだと思っていた
2センチ
僕たち二人が一緒にいると、世界は2センチ縮んでしまう

(2004)
陽気の過ぎる歩行者天国を

とぼとぼと歩いていて

すきまがない 幸せに苦しむ人々の声は

着ぐるみのセイウチが差し出した風船に

引き伸ばされた十年後を見る

ガードレールに腰を ....
薄暗い軒先で
植えてもいないのに咲いている
高貴とは程遠い
紫の嫌な匂いを放つ花を
じっと 見ていた



「毒に彩られた花やね。」と教えてくれた
少女の丸くかがんだ背中から
 ....
光沢感のあるベロアトップスの列車が、
ボーダ柄の線路の上を走るシルエット。
三分も経たない内に、次の
大きな国旗形のバックルの形をした駅に止まった。
「ブーツイン」「ブーツイン」
小麦色し ....
投げやりなタコ焼きが
ソースの匂いを振り撒きながら
僕を食べに玄関まで来ている

食べられたくない僕は
お守りを握りしめるけれど
よく見るとそれはカブトムシの幼虫
行き所を無くし ....
熱い そして暑い日だった
と思っていたらもう夜になった

一挙にクールダウンが大挙

私は今すぐこの街から抜け出したい
当てもなくアキハバラに行きたい
下には下がいることを確認したい
 ....
十字路に140キロで突っ込む
同じくらいのスピードで
左側から来て頂戴
大破しましょう
公道の真ん中で
それは眠りながら

君の体を行き交う虫を捕まえて
虹色に光る魚を探したかった

なにかを追ってどこかまできたけど
帰るための電車も小銭もなかったんだ
唐突で従順な世界の中で
僕は自分の ....
至近距離で選ぶ 想像の快楽とロマンチシズム
目線のやり場を 一体どこに持って行けばいいのかと
目視の限界点で 目をしばたたかせる男と女
何をそんなに見つめていたのかは、人それぞれである
まった ....
水風船われた
いつだって世界は僕のものではない
遠すぎる場所のことをうたったところで
僕のちっぽけな道は途切れたまんまだ
蝉しんだ
このまま地獄へ帰ってしまおうか
切ないことばかりを言って ....
1.
日輪を遮らず 烏は
二本の足を地につける
羽根は
格納音もなく 胴に
寄り添う甲殻

2.
「暑い」かどうかは
鳩にでも訊いてくれ
黙秘を決め込んだら
おおよそ クロ

 ....
チューズデイ・ラブ。朝、目覚めれば彼女はパティという名前だった。お母さんはパーマがうまく巻けないし、お父さんの口臭が嫌いだった。そして階段を軽やかに滑り落ちる。今日は太陽ごっこよ。太陽ごっこをして遊ぶ .... ふと遠いところへ行きたくなる

通過電車に手をのばせば届きそうで届かない
本気で身を乗り出すと本当に連れ去られてしまうから
「危険ですから、黄色い線の内側までお下がりください」
というアナウ ....
わけもなく
海に行かない


青ざめた
この肌の下の水脈に海の素質があるとしても


夏において
情熱的な、情熱的な
世界中の観察眼と観察眼が合い続けているとし ....
夏雲がゆっくりと渡ってゆきます
手をかざしても よくは見えないけれど
僕らの記憶は 眩いあのあたりで
いまも青空にまみれて 遊んでいるんです
過去が
記憶が
通り過ぎていった人の
時間の

気配が

私の中で息づいている。

私は心と体を動かす。
手の届かないものに
少しでも近付こうと。

足掻く。

時は
 ....
瓜田タカヤさんの自由詩おすすめリスト(261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
選択- 新守山ダ ...自由詩707-5-19
炭酸レモン- Rin K自由詩43*07-5-12
ジニアを抱ける日を想う- リメ自由詩10*06-10-7
恋人- キメラ自由詩606-10-7
血の匂い- 水在らあ ...自由詩34*06-8-26
パサヤ・ドニバネには道が一本きりしかない- 水在らあ ...自由詩56*06-7-27
緑のトンネル- 遊羽自由詩4*06-5-21
ちぎれ飛ぶ白- ミゼット自由詩1+*06-1-30
金(キム)- 馬野ミキ自由詩90+*06-1-22
ふゆものがたり- スイレン ...自由詩11*06-1-2
流星群の夜- ベンジャ ...自由詩11*06-1-2
初詣- たもつ自由詩5206-1-2
世界の別名- 岡部淳太 ...自由詩33*05-12-19
自虐志向- 松本 卓 ...自由詩1*05-12-10
2センチ- 英水自由詩4*05-12-9
幻子核の街- 相馬四弦自由詩2*05-10-29
自然治癒- 千月 話 ...自由詩25*05-10-19
着まわし力抜群!この秋大活躍するトレンディアイテム続々登場! ...- プテラノ ...自由詩6*05-9-21
波音- たもつ自由詩805-9-20
どうにかして改善をしたい- マスイジ ...自由詩8*05-9-20
サイレン- チアーヌ自由詩505-9-20
札束と勇気- 示唆ウゲ ...自由詩505-9-10
エロとロマンと、いつかワルツを- 千月 話 ...自由詩8*05-9-7
切なさ大爆発(夏のせい)- ピッピ自由詩6*05-9-4
鳥媒禍- 吉岡孝次自由詩3*05-9-3
知ったかぶりパティの火曜日- nm6自由詩9*05-9-3
夜の地下鉄は海の匂いがする- ベンジャ ...自由詩52*05-8-31
海に、行かない- A道化自由詩1705-8-9
夏の天辺- 塔野夏子自由詩12*05-8-9
それでも。- yamia自由詩505-8-6

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