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  やさしさが
  夢のかげになって
  ぼくをとおりすぎた

  にわか雨がふる
  じき 夕暮になる
  街がせわしなくなる

  この時を忘れられないかもしれない
   ....
  さびしいことを言ってくれ
  秋の幕がひかれるころに
  紅葉色のセーターに袖をとおして
  氷雨の似合う 唇のような{ルビ瞳=め}をして
  かなしくてたまらなくなることを言って ....
  こんな寒い冬の日には
  錆びかけた薬缶に水をいれて
  ストーブのうえに置いておこう



  けさ、空気はするどく冷たく尖っていた
  鳥の声はぴんと張られた針金のようだ ....
オイタルさんの草野春心さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
破滅- 草野春心自由詩417-9-23
たそがれ- 草野春心自由詩713-12-6
いとしさ- 草野春心自由詩913-11-2

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