すべてのおすすめ
夜中にひとり食パンをかじる
バターをつけないで
ジャムをつけないで
電気もつけない
冷蔵庫の前にしゃがんで
はみはみ
虫みたいに食べる
どこか外国から船に乗せられて
海をこ ....
いそぎあしに みちをゆきすぎる
すべてのひとに はなたばをおくりたい
やまあいからこぼれでるあさひの
まっさらなきらめきを
くたびれてすわりこんだきみにも
あかく あかく
さしのべられるひ ....
泣きやんだ空のゆううつ
雲のまにまに
トタン葺きの屋根屋根からとびたった
まっしろい小鳥たちのまっくろい足、足、
鎮守の丘をみあげては
向こうがわを夢見る
臥せりがちの少年の
履きつ ....
道端に 雪をかぶって
うち捨てられた人形は
さぞや寒かろ さみしかろ
あの日も
おなじくかがやいて
うなる風に 耳をすませたら
ぼくがぼくであるための
拍動の 確からしさが
....
おやすみの点呼は二回息を吐く
今日の思索を脱ぎ捨てながら
行儀よく今日の寝床をしつらえる
繭の機能を備えています
錠剤を飲み下したら探しだそう
数えきれない
羊の群れを
....
虫取りの子たちが
アジサイの茂みに見え隠れする
夢の色を追いかけて
おおきくなってしまった
ぼくは
その動きをなぞることができない
思い出して叫んでみても
ブランコの揺れと ....
雲の図鑑が欲しいのです
ありきたりの色を集めて
正しく真名を呼んだなら
痛みと祈りは
この空に
届くかしら
瑠璃色 空がはぜる
祈る子の贖罪がおわって
世界に太陽を取り戻した
水面に満ち足りて
みなぎる光を
トンボたちが拾っていく
きらめいて
またふりまいて
運びきれない
....
こずえとこずえをむすんだ線で空を区切ってください
右側にあるのが悪い雲
左側にあるのが良い雲です
どちらにも雲がなかったら
そこが天国です
朝の訪れるたび
切り離されたからだを思う
昨日との交信が途絶えて
寄る辺ない
なまぬるい風に
輪郭を確かめる
季節がしみこんでくるのと
季節に染み出していくのが似ている ....
もめんの色
出会い
かりそめ
息をつく
蒸気をとおして
戻すつながり
熱さまし
衣ずれ
目的地
季節と、契る
ちらばった雲に
指をさして
nonyaさんの橘あまねさんおすすめリスト
(41)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
深夜、食パン3枚
-
橘あまね
自由詩
32
11-5-17
北へよせる
-
橘あまね
自由詩
10
11-3-28
冬の日の即興2
-
橘あまね
自由詩
12
11-1-3
冬の日の即興
-
橘あまね
自由詩
15
10-12-31
ねむれますように、のうた
-
橘あまね
短歌
5
10-8-28
八月の子ども
-
橘あまね
自由詩
21*
10-8-2
雲の名前を教えて
-
橘あまね
携帯写真+ ...
6
10-7-27
夏が満ちる
-
橘あまね
自由詩
14
10-7-17
真夏未満
-
橘あまね
携帯写真+ ...
11
10-7-2
alt
-
橘あまね
自由詩
28+
10-6-27
はじめて海をみた記憶
-
橘あまね
自由詩
14
10-6-19
1
2
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する