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頭の中に
一匹の犬が眠っている
擦れてしまって読みとれない
古い名札のついた小屋で
静脈のほそい暗がりを
血液がそっと滑ってゆく
夜、
....
僕らがコンビニと呼んでいる
長細い直方体には
どんなものでも揃っている
弁当もポテトチップスも
洗剤や電池や、ティッシュまで
だから僕がその日
その、冬 ....
きいてね。
きいたこと、あってもね。
うるさいだろうけど、ね。
ねぇ、きいてね。
きいてね。
その耳たぶでね。
もっと奥のほう、
まごころ ....
春光に
匂う
息をつめ
畦道をゆく
(ただのいきもの
(ただのいきもの。ここでは。
匂う
緑、
汗、
夢が
....
あなたが大きくなったなら
楽器のできない私のかわりに
ギターをきかせてちょうだいな
聴きたい歌なら沢山あるけど
あなたの好きな歌でいいよ
あなたと ....
ここに
にんげんは
そんなにたくさん
いらないよ、
ふたりでいい
つなぐ
てのひらも
そんなにたくさん
いらないよ、
ふたつで ....
二人で
ふとんをしこう
最後のニュースが
かなしい話を終えたなら
丁寧に
ふとんをしこう
僕らを責めたてる
光たちにつかれたなら
....
二の腕の筋肉に
冷めた太陽が埋まって
関節の辺で
言葉が
ふつふつ粟立った
いきたいいきたくない
しにたいしにたくない
....
自販機の中に眠る
時の亡骸
ほんとうの暗闇を
冷蔵庫は育てている
明かりの消えた部屋
灯り続ける都市の意識
心には ....
冷蔵庫の中に
一本だけしまってある、
完璧な缶ビール。
街に流し込まれた
ゼラチン状の夏が、
扉をくぐり抜け、
僕の型を取る……
....
歩いてみようと思ったんだ……
朝、
ドア開けた。
心、まぶしくて。
大げさなことかな?
ほら、街、
眠たい目をしてさ。
い ....
nonyaさんの草野春心さんおすすめリスト
(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
静脈
-
草野春心
自由詩
13*
12-11-24
堕胎
-
草野春心
自由詩
14*
11-11-14
ね。
-
草野春心
自由詩
17*
11-5-18
畦道
-
草野春心
自由詩
5*
11-4-30
笑顔
-
草野春心
自由詩
5*
11-4-10
ふたり
-
草野春心
自由詩
5*
11-4-4
ふとん
-
草野春心
自由詩
9+*
11-3-31
冷房症
-
草野春心
自由詩
2*
10-6-2
箱
-
草野春心
自由詩
4*
08-9-4
缶ビール
-
草野春心
自由詩
6
08-7-25
歩いてみようと思ったんだ
-
草野春心
自由詩
4
08-7-24
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