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船が海に飽きて空中を浮遊したり
飛行機が空に絶望して海底を探検したり
少年が瞬くまに老人に進化したり
したら
愉快で痛快だな

子供が鉄棒に失敗して砂場に落ちた
自力で這い上がり立ち上が　.... たとえ
俺が歩けなくなったとしても
路は途切れないさ
たとえ
俺に朝が来なくなっても
街路の樹木は立っているさ
たとえ
俺が夜に溜め息をつけなくなっても
繁華街の立て看板に明かりはつく　.... 風がゴーゴと吹いて
安らかに眠れない夜を繋ぎ合わせて過ぎていく日々

この命をささえる仕組みも経年劣化して
無情に軋んでいるけれど
その痛みに壊れてしまいたくはない

言葉にならない不安　.... この世の塵の掃き溜めに涙も唾も吐き捨てる
俺の怒りの矛先は何処にも行き場を失って空っ風に震えるばかり

何でもねえょ
馬鹿馬鹿しいよ
どうでもいいよ

どいつもこいつも
あいつもそいつ　....

nonyaさんのこたきひろしさんおすすめリスト（4）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
船が青い海に絶望して	- こたきひ ...	自由詩	4	19-3-11
俺が歩かなくても	- こたきひ ...	自由詩	11	19-2-14
弱者達の嗚咽は	- こたきひ ...	自由詩	6	19-2-4
死にたかねぇよ	- こたきひ ...	自由詩	5	19-2-2

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