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およいでいる、ということに
気がついてしまうと
溺れはじめる


 わたしが
 わたしを忘れることも
 たいせつな息継ぎ

 うまれもった、すべ



音色、という文 ....
それは
見覚えのある目
はっきりとは覚えておらず
覚えておけるはずもなく
覚えておいては
いけない
気もする



或いはそれは
鳴りやまない声
 欲しがるように
 さげ ....
さすらいの
すべてがやさしく
しみるとき
風の
しるべの
まぶしさが、近い


背中や肩を
通うながれは
さらわれまい、とした
ひとつの道すじ

だれかの瞳に
年月に
 ....
水島芳野さんの千波 一也さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水の器- 千波 一 ...自由詩12+*08-12-11
底なし沼- 千波 一 ...自由詩5*08-7-15
水の線路- 千波 一 ...自由詩8*08-5-26

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