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隠しているの
それでも心のどこかで気づいてほしかった

自由の裏の孤独

 
叫んでも  空気と化して
        誰にもとどかない    

それでも
  気づいてくれた
 ....
光は満ちてゆく
花のような小舟を浮かべて
ふたたびの光は寄せてゆく
まだ浅い夏の水際に


片足を浸して眺めるだけだ
ドアを細めに開けて
そっと知られぬように
飛び立つ小鳥を慈しむよ ....
新緑の潔い歌を
ひとつちぎり取って
駆け出した白い花

息を止めてでも
泳いでいけそうだった
7番目の月

夏の時間は思うより長く
過ぎ去った事さえ
分からなくしてしまう
太 ....
汗と若葉、土地の震え、生々しい野原
肢体を投げ出し翠緑に溶け合う
ねばりつく湿地、からまる草叢
瑞々しい野性の緊縛、ほのかな痛みの中で

焼ける空を肺に入れて
きらめく吐息、静かな放熱
 ....
本のページをめくる
あなたの指が
風のようだと思った


あなたの中で
長い物語ははじまり
長い物語はおわる


本を閉じると
あなたはすっかり年老いて
物語のドアから出てゆく ....
{引用=
静かの、川が
逆流する
しなやかな動きの連続で
えたいの/知れないものたちが
反射するから
少女は、もう一度
夜を怖がらなくてはならない
そういうものなの
と、 ....
きみが少し元気なときに
庭に植えた白梅に
真珠の粒がころころと
それは春の序章とも言える

きみが好きだった春の 前髪が見えて
それはきみの季節とも言えるが
メディアから塗りつけられる春 ....
土くれの上で
ブクブクと肺をうごかして
息を吸う
息を吐く



それから
しらじらとした空気の中で小さくワルツをする
手はこう、角度はこう、小さく、チラチラと、

       ....
水島芳野さんの自由詩おすすめリスト(128)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自由- 流浪人自由詩408-5-6
水際、まだ浅い夏の- 石瀬琳々自由詩9*08-5-6
勿体ないから咲きません- 江奈自由詩108-5-6
汗と若葉- jin自由詩708-5-4
- yo-yo自由詩21*08-5-2
水死体と黒点と観覧車- しもつき ...自由詩24+*08-4-27
さくら_さよら_さら_さら- たちばな ...自由詩37*08-3-24
大森林- 嘉村奈緒自由詩12*04-12-29

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