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へたくそに鳴く
鳥を朝にみつける

へたくそでも
ぎぎぎ ぎぎぎと
さけぶよ 寒風にむかって

首をすくめる
私もみたよ 同じ方向を

風の中に
風しかみつけられない

お前 ....
いつもなにか隠している
私のポケットは
私の手を隠してる

ほんとうのことって
だいたい残酷
綺麗な嘘でラッピングしても
すきまからみえてしまって
かえって傷をつける

不器用な人 ....
別に と
どっちでも
とだけ言っていた頃は
どこからみても子供だったけど
今よりずっとなんでも見えていた

待ちの姿勢のまま
何時間でも耐えることができていた

ともだちという言葉で ....
いろんな天気があって
いろんな空があって

自分で選べるわけじゃないから
ただ黙って歩くしかない

ひとりだと思えばさみしい道も
みんなおなじと思えばがまんもできる

不特定多数のだ ....
希望はどこにある
学校では教えない
学校では平等を熱心に教えるから

紙面を探している
昨日までの絶望が長く語られている

今は夜ではない
だから空が静まっている
おしゃべりな残像は ....
幸せにしてやる
なんて失礼だよね
そんなこというから
雨だってどしゃぶるよね

幸せってなんだろって
考えようとしたのに
叩きつけられてくる
雨に興味がわいた

人が人がの列に
 ....
信じるひとの上にも
信じないひとの上にも
雪はつもっているのです

きらきらと
反射しているのはこの雪が
またかえろうとするからです
せかいへ

わたしのまわりで
せかいは生きるめ ....
目覚めると雪だった
こんもりと雪だった
綺麗事の通じない相手に
ただ立ち尽くした

計算も練習もまだしていなかったのに
うかつな私をみずに降り続いた

山肌は黒白く
うろこのようだっ ....
しんしん しんしん
冷たい空気はあたたかい
どんな人も
どんなものも
わけ隔てなんかしないんだ

雪は音なく
冬は音なく

余計な言葉なんてないけれど
コーヒーの湯気みたいに
こ ....
いいか悪いか
のメガネをはずす

少しぼやけた視界でいい

すきか嫌いか
の心をはずす

感じないぐらいの皮膚でいい

裸足になって
恐れず歩いてみれば
はじめてわかることの多 ....
いつかは死ぬのにね
母が言ったからどきりとした

いなくなった恋人を
そろそろまた恨み始めていたから

母は
死ぬということと
家の中のあれこれとを
同じところに平気で並べる

 ....
今日も君は
大型の想いを飲み込みながら歩いてゆく
そんなには無理ではないかと
私の心配に気付かず通り過ぎる

ホームにつくと開いたドアの中に
ぎっしりヒトがつまっていたから
後ずさりした ....
空中で爆発したように雨が急に降る
まるで捕らえられたように射抜かれる
それは突然の電話のように
それは生まれる運命のように
私であって私でない私に訪れるもの

受け入れがたい事象 ....
けばけばしい色いろを携えて
雨が降ってきた
潤んだ瞳に入り込んで
世界は泡になる

足元に忍び寄る水面に
闇を感じるのはなぜ
濡れた靴先にさえ
嫌悪するのはなぜ

車が通って水しぶ ....
矢印をひいていってよ
あなたの歩く道を
私に知らせて

追いかけはしないよ
ただ知っていたいだけ
いざってときわかることが
いざってときまで安心だから

空にでもいいから
海にでも ....
雨が じらしじらし
とうとう降らずに
夜は湿気が足りないようです

星が身震いした回数を
月が数えだすと
黒の風景が深まる

秋の葉の上にそっと
乗せたっていう
メッセージは朝に届 ....
咲いてる花に
命感じて
触れない手でだきしめる

薄い色の
その命に
なにかを託して歩き出す

認めてほしい
心のありか
だれかがいれば救われるの?

想いを重ねない
川の流 ....
お気に入り という言葉を
肌が思い出したよ
ああ
これ これだね

お気に入りにはちゃんとした
理由がないよ
ああ
すき だね

言葉がくれる気持ち
ふわと心満たす
裏までみる ....
深いところに降りていって
言葉を探そうとした
深いところなんてない
全部浅瀬で
貝だって
みえてるよ
大げさすぎる
網なんていらない
すくえるんだ
手のひらもなくても
言葉なんて
 ....
たくさんの曖昧が並んでる
夏のそらの曖昧
地上のひまわりの中に
整然と並んだ種
の黒は太陽の染み

子供たちの汗の
光りに目がくらむ
私の記憶の中の私が呼ぶ声

驚愕という字の画数 ....
げんこつみたいな心がね
ごろごろするから痛すぎる
ぎゅうっと ぐうっと握ってる
そおっと開けばいいのにね

つんつんとんがる手の平は
だれの心も指している
ふわっと さらっと流れるような ....
いらない紙の裏に
らくがきしたって捨てるだけ
なら
そこに私は描こう
心の模様
綺麗なんかは
めざさないけど
だれにも似ていない
私のはだかの心
捨てられたって
かまわないけど
 ....
真夜中に飛ばす
しゃぼんだま
闇夜に透けてゆらめく

触れてはだめ
われてしまうから
そっとみつめる
そっと飛ばす

唇に力こめないよに
泣いてしまわないように

ふう っと
 ....
かすかな声は
かすれた声は
私にきこえない声は

確かにあるの?
ほんとうなの?

見えない
星しか見えない

失ったと思う
失くしたものは

なければ歩けないの?
代わり ....
なにもない場所で生まれる言葉は
なにもないと思える私の中の歴史

かじっただけのアイスみたいな安価な
浅い浅い川の底にある小石みたいな

それでも私には捨てられない石

生まれたときか ....
さみしい人は敏感だ
さみしい人は
さみしいということに一生懸命

あまりに一生懸命にさみしがるから
周りにいる人は触れられなくなってしまう

さみしがる人が
さみしいということにひたむ ....
静かにうたえば
静かな明日がくると夢みた
みそうだった
こんな静かな夜だから

どこからか訪れるはずの
朝がくる前に
私は少ししなければならない
たとえば謝罪のような
 ....
アーモンドチョコレートの
金の包み紙をみると
捨ててはいけないという声がする
しわを丁寧にのばして
ピンとはった四角形で
私は なにができるというのだろう

ちいさく ちいさく丸めても
 ....
みんな誰かに救われたいんだろう
無垢でほんとはいたかったんだろう
汚れた部分を洗い流して
綺麗になれればいいのにね

だけど汚れてしまったおかげで
君の悲しみがわかるなら
君の痛みがわか ....
離れたくないから
ぎゅっと結びたかった
なのに 切れて しまった

あなたは遠くなる

急がなくちゃ
ばらけた糸を紡ぎなおして
あなたに追いついて
結んでこないと

待って
待 ....
kauzakさんの朧月さんおすすめリスト(78)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
へたくそに鳴く鳥- 朧月自由詩613-1-27
ふたつのポケット- 朧月自由詩412-12-28
あの頃- 朧月自由詩212-12-20
あるこう- 朧月自由詩812-11-28
希望探し- 朧月自由詩412-10-13
雨はどこからふるの- 朧月自由詩411-5-22
白銀- 朧月自由詩411-1-9
初雪- 朧月自由詩211-1-1
どうぞ- 朧月自由詩410-12-26
みる_感じる- 朧月自由詩210-12-20
家事手伝い- 朧月自由詩610-11-15
♯2番線列車- 朧月自由詩410-10-30
いきてる- 朧月自由詩410-10-24
多色の雨- 朧月自由詩210-10-9
知らせて- 朧月自由詩410-9-27
長月- 朧月自由詩210-9-15
小さな花- 朧月自由詩410-9-6
お気に入りみつけた- 朧月自由詩210-8-18
ワタシノオモイ- 朧月自由詩510-8-16
体温- 朧月自由詩310-7-18
手遊びの今日- 朧月自由詩510-7-12
紙飛行機- 朧月自由詩310-6-30
しゃぼんだま- 朧月自由詩710-6-22
キコエナイままに生きる- 朧月自由詩310-6-17
我の大河- 朧月自由詩310-6-12
さみしさの種- 朧月自由詩610-6-9
しゃららの夜- 朧月自由詩410-6-8
あーもんどちょこれいと賛歌- 朧月自由詩610-6-3
ことば- 朧月自由詩2*10-5-28
結び目- 朧月自由詩210-5-28

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