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黄昏の土手道の　足に触れる草の香り
手を引かれて　ゆっくりと帰り道
新月の宵　目をこらして　気がつくと
お地蔵さまの前掛けに　灯り始める


祖母の乾いた　日なたの匂いが
「淋しかあ　.... 穏やかな気持ち
鏡のあちら側にいる　羊
軋む階段の踊り場から
見下ろしている　外は月夜

白いドレスの裾は　ひらひらと
ドアの隙間から洩れる
蝋燭の揺らめきに合わせて

昼間の庭　....

深水遊脚さんの藤原絵理子さんおすすめリスト（2）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
蛍の歌	- 藤原絵理 ...	自由詩	9*	14-6-26
月夜のプリズム	- 藤原絵理 ...	自由詩	9*	14-6-3

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