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水を引き 平城山宵の 月を溶く
谷田平田に 降る人の声
みずをひき
ならやまよいの
つきをとく
たにだひらたに
ふるひとのこえ
石上 其の稲穂に 乗り移る
現 ....
寄花貌
独吟坐覚雨声微
半睡詩魂散亦飛
夢裏相逢何鬱鬱
以詩顔色作薔薇
花貌に寄す
独吟 坐(そぞ)ろに雨声の微かなるを覚ゆ
半睡 詩魂 散りてはまた飛ぶ
夢裏 相逢へ ....
朧月何時有
悄然想故園
人生無別涙
情愛是虚言
朧月 何れの時よりか有る
悄然 故園を想はしむ
人生 別涙無くんば
情愛 是れ虚言
あのおぼろ月は、いつからあそこに?
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