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「それはダメ!」
そんな声を出してしまったものだから、いぢわるな彼はますます面白がって、手に持っているノートをパラパラと眺めた。
「うわー、きったねー字だなー、いつの?」
「十五歳の時の」
....
{引用=
私は毎晩パンちゃんを抱いて寝ていました。パンちゃんが居ないと寂しくて眠れませんでした。
パンちゃんというのは、私が大切にしていたジャイアントパンダのぬいぐるみです。私が幼稚園の頃、マ ....
梅林へ続く道を風に聞く
押し入れで眠るギターは夢を見ず
明日の朝一のサプライズを準備していたら遅くなってしまった。その甲斐もあって机の中の仕込みはばっちりだ、驚く顔が目に浮かぶ。
教室を出ると、職員室の方に先生達の気配がある位で、校内にはもう殆ど人が ....
私は毎晩お花畑の夢を見ます。その事をパパとママに話したら、パパがお庭に花壇を作ってくれました、ママがお花の育て方を教えてくれました、私がお花を育てる事になりました。
何日か経って、私の知らない草 ....
ははがいなくなりました。ぼくをおいて、ぼくよりかわいがっていたいぬもおいて。
ははがかえってこないから、ぼくはイライラして、まいにちまいにちいぬのけをむしりました。
ちちがひさしぶりにかえっ ....
絡めた指先を離れない
伸ばしたり縮めたり
輪ゴム
楽しかった四時間
無駄に過ごしたなんて思いたくない
気持ち、若かったから
きっと何かしらの意味があった
そう思いたい
たぶんこ ....
暗闇の先
見つけてしまった光
遠く遠く
手の届かない才能
同じ時代に生きてるなんて
点火されてしまった
どっちにしろ
太陽の様に赤いひまわりはもう枯れてしまった
残されたわたし ....