すべてのおすすめ
朝日に窓枠は枯れて

錆付いたカーテンからは

夜が死んだ匂いがする

炊き立ての白いご飯が

今日はもう仕方が無いんだよ

と生きる糧を与える

箸に摘めるだけの物を

 ....
真っ白な紙面に
溶けて流れる
心臓を内側から貫く穴
何億光年もの時
繋がっている
夜空を縫う一筋のレール
賛美歌の音色
安らかな顔をして
真っ白な紙面を
溶けて流れる
一つの星が死 ....
蝶の軌跡は有刺鉄線か
剥れゆく皮膚を剥れるままに
見るもの見るもの
瞼を伏せ、視線を逸らし、
目を両手で覆いたくなるような
垢に塗れた赤黒いそれ
剥き出したままに
海の風が轟々と
悲鳴 ....
初秋の真夜中には
静かな鬼がひそんでいる
カラメルの味を口一杯にして
ゆっくり天井へと吹けば
セピアのまぁるいシャボン玉
鬼は大事そうに掌にのせ
凪に向かって謡うのだ
?天国での罪を今、 ....
波紋の中に波紋あり
中心で蠢くものを鷲掴み
掌で光合成するツートンカラー
「モチベーションは何ですか?」
頷く森の梟よ
私は首が回りません
0時はとっくに過ぎたとさ
枯葉の筋に老いを知る
彼はグレーの服ばかりを着る
そして私はシンデレラ
王子様には成り切れない
名は?みゅんひはうぜん?
嘘の上手いガラスの靴
大根足は入らない ....
いつか食卓に青い鳥
それは一羽で充分過ぎる
メインディッシュは程遠い
一体何羽を食したか
前菜鳥 前菜鳥 前菜鳥
カリカリになった白い骨
ただ白き色をしゃぶる日々

いつか食卓に青い鳥 ....
たゆたふ明日にさようなら
今宵の星にお辞儀する
母上は魚を捌き
父上は機械を解体する
ワタクシは殻と戯れ幼児退行
「この球は割れないよ」
小さな赤子の澄んだ眼に
穢れを知ってさようなら
 ....
彼の人の 通いし道を 歩く時 
    前後左右に 研ぎ澄まし五感

六感を 頼りに来ては 天秤に 
    かけては揺らす 期待と諦め

茶柱が 幾本立てども 会えぬ日は 
    粉 ....
m.qyiさんの唯浮さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝日に窓枠は枯れて- 唯浮自由詩11*06-1-15
ソラノハナ- 唯浮自由詩205-10-15
生身- 唯浮自由詩405-10-12
真夜中の鬼- 唯浮自由詩305-10-8
ふらすとれーしょん- 唯浮自由詩205-9-27
灰被り女- 唯浮自由詩305-9-26
宇宙鳥- 唯浮自由詩205-9-23
卵の憂鬱- 唯浮自由詩305-9-22
或る道化師の一日- 唯浮短歌205-9-22

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する