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焼酎を
ひたすらに呑む
同じ曲を繰り返し
繰り返しかけながら
お湯割りで
残ったおかずと
煮干しと
白菜の漬け物と
古びた恋の憐憫と
夜の更けるまま
ひたすらに
呑む
美しくない
生き方をするのなら
おまえは
蟻んこ以下なのだ
田畑を耕し
土を作る
蚯蚓たちよりも
醜いのだ
おまえが実現することのできる
その精一杯は
美しく
生きることより
 ....
塩だ
塩だ
砂漠のような
塩だ
俺と
お前を
ここまで運んできた
塩だ
最初の光が生まれたその時から
永い
永い
旅を経て
お前と
俺を
ここまで運んできた
塩だ
砂漠 ....
おまえは馬鹿だ
本物の馬鹿だ
この世に何をしに来たのかも忘れて
くだらない時間つぶし

人生とは
自分で自分の首を絞める
その力を少しずつ少しずつ
強めてゆく
やがてじりじりと
 ....
ギネスビールと
カシスソーダしか飲めない
女の子がいた
世界が終わる二年前から
三年間
その女の子と一緒に
暮らした
ぼくには未来がなかったし
彼女には過去がなかった

サンシャ ....
自転車で
学校へ行く
いつもと違う道を
いつもと違う速度で
木漏れ日のなか
自転車で

ぼくは君を好きだったし
君もぼくを好きだった
だけど君は何も言わなかったし
ぼくも何も言わ ....
真夏の光が
俺を焼く
俺は焼かれて
灰になる
そして秋など
待ちもしない
梅雨明けの
こんな陽気の
空の下で
川原の道を
どこまでも
どこまでも君と
二人乗り
海に出るまで
二人乗り
能天気なおまえに
この俺を慰めることなんて
できないんだ
無神経すぎるおまえの
土足は未だに躾けられた通りの倫理と
無口な常識で
俺を踏んづけていることにも気づかない
しかしこの世のすべ ....
ぼくは
その
映画を観なければ
ならない
きっと
その義務が
ぼくには
ある

ぼくの虐めていた
女の子が
死んだ
小学校の頃
虐めていた女の子が
死んだ
引越しして
 ....
どうしようもない
猫を一匹
買ってきた
どうしようもない店で
どうしようもない値段で売られていた
見るからにどうしようもない猫を
一匹
買って帰ってきた
俺は
ペットを飼うとか、そう ....
スペイン料理を作ろう!
赤ワインを用意して
テーブルクロスなんかも
掛けて
ぼくは真ん中
真ん真ん中
大きなスペインオムレツに
にんにくたっぷり
たまねぎ
ベーコン
だけど君は知ら ....
馬鹿が
俺に
ローンを奨める
金を借りろ

俺に奨める
馬鹿じゃないの?
馬鹿だ
金利で暮らす
奴がいる
この世にうじゃうじゃ
うじゃうじゃ
いる
墓場の
影の
足のな ....
断食あとの
大蒜味噌
茹でたキャベツに
御飯を巻いて

そうさ
おいらは
何も信じちゃいなかった
誰を敬ったりもしていなかった
田舎のやくざのそれと同じに
脳味噌忘れて
突撃
 ....
おいしいワカメが食べたい
ほんとうにおいしいワカメを食べられたら
もう
死んでもいいくらい

ワカメのほんとうの味を
誰も知らない
それは海の力を吸い込んだ
太陽と
潮風と
しあ ....
「母さん
あの日の馬刺しは今も
あの味のままでしょうか?
そうなのでしょうか?
もしそうだとするのなら
ぼくはどうして
どうしてこのまま
こんなつまらないぼくのまま
生きてゆけましょう ....
そうだ
地獄なんだ
ぼくらはこうして
わざわざ
地獄に
やってきたんだ
地獄で
地獄でしか味わえない
地獄的ないろいろを
味わおうとして
この地獄に
わざわざ
やってきたんだっ ....
そうさ
ぼくらはキスをした
みんながもう寝た頃に
電車の終わった線路を歩いて
手をつないで
歩いた道を振り返って
ふたりを遮る
理由のすべてを振り切って
思えばそれが
ぼくらのささや ....
砂肝一本
獅子唐
銀杏

俺は今日まで
何処に居た?
何処から何処まで
何処を通って
この焼酎の
お湯割の
湯気の向こうに咲く
花の

花のような貴女の笑顔の
記憶を辿 ....
ガツだ
ハツだ
コブクロだ
どうしても
ホルモン好きで
止まらないんだよ
コリコリと
シャキシャキと
なんとも歯ごたえ
ぼくを殺す
やった
やられた
そんな関係だ
ホルモンだ ....
俺がどんなに愛していても
おまえをしあわせにはできないのさ
この不器用な渡り鳥
おまえの聴きたい音なぞ出せない
松脂だらけの指板と弦と
おまえの尻にもう一鞭
雪が溶けたら迎えにゆくさ
雲 ....
そう
目を覚ましなよ
そして荷物をまとめなよ
夜明けの街に
真っ赤な満月と
泣き腫らして俺を
捨てて行きなよ
俺だって
いつまでもこんな退屈なビートじゃあ
踊っていられないのさ
 ....
おっぱいはんぶん
見えてるよ
だけど君の向こう側には
夏の終わりの夕陽が沈もうとしているのさ
古びた桜並木の崖は高台の端っこの
カーブのガードレールに腰掛けて
おっぱいはんぶん
見えてる ....
「拝啓、ジョンレノン
ぼくも貴方もたいして変わりはしない
そんな気持ちで貴方を見ていたい
どんな人でもぼくと大差はないのさ…」
そんな詩を声高に呼ばわる声が木霊する季節があった
今からちょう ....
俺は弱い人間だから
逃げながら生きている
逃げながら
逃げながら生きている
昨日も国道沿いのガードレールに腰掛けて
どの車に飛び込もうか考えていた
だけどそれは最後の逃げなんだ
そしてそ ....
自分で書いた自分の詩を読んで
缶ビールが飲みたくなった
そして今
この時間に
飲もうかどうしようか迷っている

今日、俺はまんまと日食を見てやった
わざわざ南の島まで皆既日食を見に行っ ....
その年の
6月22日のこと
人知れず
ひとつの流星が砂漠の真ん中に
落ちた
その流星の息を飲んで
二人の子供が日の本の国に生まれた
ひとりは女の子で
後に有名な小説家になり
ひとりは ....
 ほんとはこんな命題で書くのは不本意なんだけれど
 それでも立ち向かわなければならないんだ
 そんな勇気を
 一握りでも

死にたい人間のすべてが自殺を
成し遂げられるわけではない
死 ....
寿司屋っつったって
回転寿司だよ
仕事おわってさ
仕事ったって郵便配達の
しかもアルバイトだったさ、当時
しかしこれが夏真っ盛り
炎天下でヘルメットかぶって
制服着て
汗かいてしかも残 ....
フエンヒローラ!
昼定食
一皿目はガスパチョ
二皿目はチュレタ・デ・セルド
バスケットに盛られたパンの耳を残して
ポストレのエラド・ショコラテと一緒に食べる



ひとりぼっち ....
m.qyiさんのふくだわらまんじゅうろうさんおすすめリスト(78)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
焼酎- ふくだわ ...自由詩610-10-24
美しくない- ふくだわ ...自由詩310-9-22
- ふくだわ ...自由詩410-9-15
馬鹿- ふくだわ ...自由詩110-8-27
ギネスビール&カシスソーダ‏- ふくだわ ...自由詩110-8-9
自転車で- ふくだわ ...自由詩110-8-9
夏の光- ふくだわ ...自由詩110-8-2
二人乗り- ふくだわ ...自由詩210-7-18
外の世界へ- ふくだわ ...自由詩210-6-3
自転車に乗って- ふくだわ ...自由詩210-4-21
鎌倉の月- ふくだわ ...自由詩410-4-19
スペイン料理- ふくだわ ...自由詩110-4-17
ローン- ふくだわ ...自由詩110-3-25
大蒜味噌- ふくだわ ...自由詩110-3-25
ワカメ- ふくだわ ...自由詩110-3-25
馬刺し- ふくだわ ...自由詩210-3-16
地獄- ふくだわ ...自由詩210-1-28
ぼくらはキスをした- ふくだわ ...自由詩310-1-28
やきとり流儀- ふくだわ ...自由詩410-1-3
コブクロ- ふくだわ ...自由詩209-12-3
秋から冬へ- ふくだわ ...自由詩209-9-18
ジャンピングドロッピングアウトオブ亡国バンド- ふくだわ ...自由詩109-9-11
焼心- ふくだわ ...自由詩209-9-1
あの夏「拝啓、ジョンレノン」- ふくだわ ...自由詩109-8-25
逃げながら- ふくだわ ...自由詩109-7-27
缶ビール- ふくだわ ...自由詩109-7-22
1Q68- ふくだわ ...自由詩209-7-18
自殺者の山と来るべき世紀- ふくだわ ...自由詩309-7-18
寿司屋の生ビール- ふくだわ ...自由詩3+09-7-16
ポル・ディオス- ふくだわ ...自由詩2*09-7-15

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