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おさんぽカーには幼い顔が幾つも並び
桜の木の下をゆっくりと進む

時おり吹き抜ける風の冷たさに

ぐずる子がいて
あやす保母さんの肩には桜の花びら舞う





手を繋ぎあう ....
(1)

あなたにはじめて出逢ったのは
この廃屋が未だ駅舎として機能していた頃のこと
夏草の浸食に怯える赤錆びた鉄路と
剥がれかけた青森ねぶた祭りのポスターが一枚

この駅を訪れるひとと ....
へのへのもへじみたいだねと問いかけたら
「へへののもへじ」が正しいんだと
あのひとは言った

―へのへの

叱られて家に帰れなかった
夕焼け空に
ロウセキで描いた
へのへのもへじ
 ....
寅午さんの恋月 ぴのさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
陽春のひと- 恋月 ぴ ...自由詩26*12-4-9
無人駅のひと- 恋月 ぴ ...自由詩26*08-6-29
もへじなひと- 恋月 ぴ ...自由詩30*08-4-11

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