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薄い陽ときみの寝息にかぶさって さみしいからと手首を噛む朝
ふすふすと眠る横顔、あごのライン、ああもう睫毛が溶けちゃう、溶けちゃう
ふたりして夜行性になった一月 ....
稚児みたくみるみる泣いてすぐ笑うきょうもお空は赤くて青い
甘いのが商売なのよべっべつにあんたのためのいちごなんかじゃ
如何様に甘える猫もなぎ払いお前の布団にもぐる試練だ
....
やるせなさ瞳は映すとおい窓
夜は流れて青いノクターン
駆けてゆく白い足首白い影
心に落ちる雨だれを聞く
思い出す人の涙を黙りこむ
肩の重みを別れのゆう ....
砂浜のない水たまりがさみしくて砂時計から補充した陸
さようなら ― もとは接続詞なのだから ― 悲しむ理由はどこにもない
「リコーダーを縦笛とよぶ日 ....
春の風笛が鳴ったら合図です羽根を使ってダッシュしなさい
さようならちょーく・いす・つくえ・らくがき・あのひとのせき・あのひとのかげ
リセットボタンをガチャガチャ押しても散りゆく花片はもう戻 ....
穴の夜に可憐な花を引きちぎる 心の底から憎まれたくて
『やさしさ』という字はとても丸いのでやわらかなものと誤解していた
ワンピースに西のワインがふりかかる とれない染みに焦がれど、 ....
君の胸で飼われるうさぎになりたいと思う今日から欠けてゆく月
思い出を糸玉にして絡めとる 躓かぬよう掬われぬよう
耳たぶに可憐に小さく花咲かす君の愛するパールホワイト
我の ....
新鮮な林檎のジャムを店頭に並べて僕は冬に近づく
朝起きてすぐのあなたは無防備で私を守る強さまだない
朝が来て夜が来るまでクールでも甘えん坊になれる真夜中
いらっしゃいませお帰りくださいチ球はそんなにでっかくありません。
チ球の背骨の数は何本?でんぐり返りしてから数えよう。
ストロー突き立てぶくぶく ....
抱く、抱けない、花占いの吐瀉物をすくいあげ我の濁流を知る
注がれることは満たされることとは別の話だとわかっていました
不純物が混じっていたのか培養液 自滅という名の細胞分裂
....
爪先のパールピンクから鳴る音を聞いてみたくてそっと指置く
漆黒の百合のような髪揺らしマークシートを塗っているひと
途中なら何色とでも言えるから回し続けるグローブジャングル
....
口ずさむ歌も亡くして冬の海に君を葬る(雪降り止まず)
ウエディングドレスの尻尾に水色のポストイットで貼れ祝婚歌
少年よゆめゆめ忘るることなかれ『御婦人はみな理不尽である』
これはつ ....
逆立ちで見ている蝶がひらひらと空へと墜落してゆく絵画
音楽はすでに秒読み棺から指揮者は水となってこぼれる
ハイウェイを夜と名付けて人見知りばかりしている ....
曇る窓、雪、陰る月、つたう指、キス、キス、何かの足音が恐い
クレヨンの白で塗り絵を塗りつぶしひっくり返してどこにゆけるの
落下する教室で身を寄せあってたった二匹の兎だったね
透明なプ ....
昧さんの短歌おすすめリスト
(14)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
春がくるよ
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あぐり
短歌
5*
10-1-16
Re:_先___日_は
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あすくれ ...
短歌
6*
10-1-15
春ショパン
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石瀬琳々
短歌
4*
08-3-21
【短歌祭参加作品】グッド・バイ
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簑田伶子
短歌
24*
08-3-18
【短歌祭参加作品】弥生、なごりは一瞬宝石の光るような
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唐草フウ
短歌
11*
08-3-16
穴の夜に
-
石畑由紀 ...
短歌
35
08-2-10
うさぎ_月の
-
さくらほ
短歌
14*
08-2-8
朝
-
夏川ゆう
短歌
2
08-1-28
「_塵空。_」
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PULL.
短歌
2*
08-1-23
『感』だけが
-
石畑由紀 ...
短歌
7*
08-1-21
猶予期間
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ポッケ
短歌
1*
08-1-11
忘れた頃に雑詠
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山田せば ...
短歌
2*
08-1-7
highgradation
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本木はじ ...
短歌
11
08-1-3
錆びた羽根
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しろいろ
短歌
6*
07-12-29