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海原、だとか
だれかの潮の、へその匂いを
膿んだ六月の、折れた傘を
膜のついたまま
肋骨にはしないで
竜骨にした

進んでいる、のか
走っている、風
青信号の点滅が
敷き詰められた ....
青看の行列が覆い尽くしていくのが空だぜ
それがほこりまみれの吹雪じゃ飛ぶはずがないよな
上司同僚と催事めいた挨拶を交わして事務所を出たら
俺は空港における状況の逐一を嫁だけにメールすればいいのだ ....
手を貸そうか、なんて
わたしが必要としていないのを知っていて言うんだ
1530円をレジで払おうとして
財布にない10円玉を探すふりをして
冷凍庫で乾いてしまったような伝言を
今更思い出した風 ....
*テープ起こし*

一億総ナントカ社会においては、一億人の集団意識をまず、切り刻まねばなりません
同調しすぎ、硬直するのが我が国の悪弊でありますから、近所のゴミ拾いでも人のメガネを拾わない、
 ....
天井は高く
空も高い

搭乗のアナウンスは
行き交うスーツケースと人ごみに
まあるく
反響する

この(ゲート)までは
誰でも爆発できます
この(ゲート)からは
*****だけ爆 ....
りゅうのあくびさんの高橋良幸さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もっと近くに(ゴル投稿修正版)- 高橋良幸自由詩5*16-10-23
GATE-B2(ゴル投稿長考版)- 高橋良幸自由詩4*16-3-6
春が立ちあがる音(ゴル投稿長考版)- 高橋良幸自由詩7*16-2-22
一億、総詩人社会- 高橋良幸自由詩315-12-10
ゲート- 高橋良幸自由詩215-11-26

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