すべてのおすすめ
時計を買おうということで

愛人とふたり

時計店めぐりをしている

ロレックスはアニキに貰うことに

なっているからやめた

バーバリーは俺の手首を巻き取る

サイズがないか ....
あんな色の宝石を買ってやったよ、

連れの中国人は奥さんと違う名前を言った

おまえも買ってやれよ、

そんな金も暇もないよ、とは言わなかった

それは本心ではないと思ったからだ


蔵王山頂からカル ....
秋から冬へのかわり目だった

昔やった結核のあとも痛んだ

今週はお葬式がふたつあった


まだ午前11時だというのに

夕方の重さを含んだ光だった

曇り空はいい方かも知れない ....
永遠に

きみの唇は光って

そこにいる

恋をしている


ぼくは親切になる

首をまっすぐに

遠いしたを見つめて

肩も足も

ひとりじゃ動かない

  に ....
がらがらくじをまわした

一等がでた

そんな感じで

人生のいちぶが

がらがらとかたちになる


とまどいは

変化をきらうひとの常

しあわせは

もうあるのか ....
桜島

あいつは

男だ
地球の影うつして

内臓の色をして

赤い月うかんでいる


みんな、幸福になりたい

そんなフォームを探している

やり方や考え方を探している

そんなものがあると信じてい ....
相承とは

そんなからだの現象だった

結ぶ印の

そんなからだはなかにいた


しずかな鳥肌が立ち

筋肉ではないなにかが

からだを膨らませた


相承とは

 ....
精神だってそうなんだから

いのちも病にかかる

見えないものだって

病にかかるに決まっている


立川駅南側の商店街が

藍色のなかだった

硬質の光を放っている

 ....
夕方の終わりを見つめる

夜とはひとつの物質だ

夜とはたぶん雲のようなものだ


幼い頃を

洞窟のようなところから

覗いている



影とは雲のことだ

傍観 ....
フクロネヅミさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
時計を買う- 吉岡ペペ ...自由詩208-7-15
いつかの宝石- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...307-11-3
冬の空- 吉岡ペペ ...自由詩307-11-2
人生の沿道- 吉岡ペペ ...自由詩307-10-28
がらがらくじ- 吉岡ペペ ...自由詩207-9-30
桜島- 吉岡ペペ ...自由詩207-9-24
赤い月- 吉岡ペペ ...自由詩207-9-19
相承- 吉岡ペペ ...自由詩207-9-19
藍色のなかだった- 吉岡ペペ ...自由詩607-9-18
傍観者- 吉岡ペペ ...自由詩607-9-8

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する