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骨のような夏が街におりてくる
空はまぶしすぎて暗示しない
目を細めて輪郭や影を
確かな物にしようとしているだけで
湿った風は川からあがってくる潮の香りがする
どこか遠いところまでいつ ....
いつしか、
風のように地面を忘れてしまう
飛ぶでもなく、舞うでもなく
深海のようではなく墜落する
白夜の季節、朝焼けと夕焼け
始まりも終わりもない不安な砂時計
いつでも途中であきらめてしま ....
秒針は螺旋の軌道を描いて
歩くことでは辿り着けない場所に
らせんらせんを運んでいく
生まれることで届くだろう
窓の外で、まどのそとで
ラッシュアワーに平気で押しのける
普通に見 ....
幾度も、なんども
夢から覚めると右手にアクセルの感覚と
四天王寺から日本橋へ車線変更
遠く、象の鳴き声を聞くのです
松屋町筋へ曲がるという
思い出のような物語はいりません
ビル風に吹かれて ....
届かない、ところへ
ささやく
あきらめではなく
染め抜くように
静かに
いちばん遠い胸の奥で
月夜をおぼえているかい?
欠けた鏡のまぶしさではなく
影の地平から昇っ ....
瀬田行生さんのたりぽん(大理 奔)さんおすすめリスト
(5)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
残照
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たりぽん ...
自由詩
13
09-6-15
極夜、瞳のおくで
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たりぽん ...
自由詩
5
09-1-18
いちばん遠い朝
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たりぽん ...
自由詩
7*
08-12-30
RZ250、時刻は夜明けの2時間前
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たりぽん ...
自由詩
7*
07-12-9
忘れたくないから
-
たりぽん ...
自由詩
11
07-9-6
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