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二十四時間操業の工場で
一年前と同じスケジュールを働いた
一年前が二年前でも
三年前でも五年前でも
十年前でも同じであり

今日は雨が降っている
傘の影
右と左
交互に前に出る
汚 ....
よっこらせ
腰掛けた瞬間
今日という日が僕の横を
他人の顔ですり抜けた

野ざらし
雨ざらし
吹きさらし
黒い脈を空に伸ばす枯木に
何もない
野の吹雪

赤い動脈が伸びていって ....
口先だけの約束が大小飛び交う日暮れ時
お前の言葉もどこか伝言めいて
超光速の人の流れを ただ 見送るだけ
ケーブルを担がない 最果ての電柱
剥げかけたコールタール 泣いているのか チャーイカ  ....
無造作に投げ出された夕暮れの
狡猾な腕がきみの背中を突き飛ばす

孔雀がけたたましく笑い
スポーツ事務ではブルジョワどもが汗みずくになって肉体労働に勤しむ
彼らの心臓では無数のパラシュートが ....
悲しい歌は
歌う事を禁じられている

いまは
そんなまばゆき時代らしい
分類して片付ける事を得手とする
訳知り顔たちの
摩滅してゆくカレント

時代という名の
光と影が彫刻した悲し ....
鎖骨さんの餅月兎さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
存在と不在とそのあいだ- 餅月兎自由詩509-7-18
疲労破壊- 餅月兎自由詩408-12-22
ファルス- 餅月兎自由詩408-9-15
1- 餅月兎自由詩308-9-11
霧の向こうに- 餅月兎自由詩408-4-26

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