すべてのおすすめ
心を探しにやってきました
吹き叫ぶ雪の心はどこにありますか
愛なんか信じた
己のしくじりを
怒っているのかもしれません
うつむいた水仙の心はどこにありますか
抑えても抑えても匂って ....
かがり火が灯る冬の夜
どこかで
誰かが泣いています
寒々とした出窓に置かれた
ピエロのオルゲエル人形
1ミリたりとも動くことはありません
ネジを巻かれたのは
いつだったか
もう思い ....
寒くなれ
痛いほど寒くなれ
凍れば凍るほど
僕は強くなる
霜柱
一晩かかって
地面を持ち上げる
どうしてそんなことを
するのかって
そんなこと聞かれても
実際のところ
わから ....
深呼吸したら
小さな虫まで
吸い込んで思わずむせた
むせて吐いた
吐いて笑った
笑い続けたら
可笑しくて
ついに涙が出てきた
ついさっきまで
悲しかったはずなのに
ほんとに ....
{画像=120107114152.jpg}
春になっても
その球根は芽が出なかった
「おばあちゃん、これ、フリョーヒンだね」
知ってるよ
フリョーヒンは時々現れるんだ
僕が働い ....
あいつは
今頃どこで何をしているのか
街角のどこかに捨てられて
涙も出さずに
冷たくなっているのか
夜のうちに降り積もった雪に
もしかして
埋もれているかもしれない
鍵をか ....
溺れる人が
泳げないとは限りません
泳げるはずなのに
溺れてしまうことは
よくあることのようです
また
溺れた人を助けようとして
しがみつかれて
共に
溺れてしまうと
いうことも多 ....
一年の最後に
日めくりカレンダーは
ちょっとさみしげに
でも満足げに
最後の仕事を終えた
一日は
吹けばとぶような
薄っぺらい紙だったのに
過ぎ去ってみれば
こんなに厚い
めく ....
私は冷たい蝋燭です
暗い足元を
照らしてあげるふりして
本当はあなたの狂気を照らしているのです
私は冷たい蝋燭です
嘘だと
思うなら
私の灯に
触れてみて
とてもとても
冷たい ....
去年
義母が急逝した
晩年
持病で苦しんでいて
会えば
病気の苦しさばかりで
死にたいけど死ねないのよね、と言われると
そんなこと言わないでと
答えながら
鬱屈した気持ちになった ....
おはじきは
簡単なゲームだ
まず大切なのは
その形である
はじいても
相手を傷つけない
丸い形が望ましい
それは
自らを傷つけないためでもある
次に大切なのは
はじきたい相 ....
蟹鍋の
シメは雑炊に限ります
独断ですが
鍋を預かる私の特権なので
異議は認められません
鍋の湯に
眼に見えないほどの
小さな粒子になって
溶け出した
蟹の
本当の味がします
....
もしも今夜世界が終わるなら、参鶏湯を食べる
無人島に何を持っていくか、迷い続けてる
ああ、そうだ、小さいころ綿菓子屋さんになりたかった
どこかにきっとあると時々さがしてみるうちは、た ....
負荷こそがいつかこのバネ弾かせる強くなりたい強くありたい
ピカピカがゴワゴワになりクタクタに心地いいんだ君はデ・ニ・ム
人妻というだけでなぜか色っぽい ただの妻にはトキメカナイよね
....
ひと巻きをよけいに編みしマフラーの愛はちょっぴり重いのがいい
いいこともわるいことも君がそばにいてくれるのなら全部いいこと
来た道をまた帰るだけ簡単なことができない恋は球体
{ ....
{画像= 111225210311.jpg }
あたいたちの
時間は
人間なんかのそれより
短い
というより、速い
命短し恋せよ乙女なんて
悠長に歌なぞうたってたら
あっというまに
....
{画像=111225214607.jpg}
淡雪に似ている
さよならのカタチ
静かに
ただ降るだけで
積もらない
積もらせてみたってしょうがない
そんな淡雪
忘れなよ
吹雪 ....
さあ、
詩を書こうと思ってひねり出す言葉と
太陽を浴びて
じわりと体温があがり
沸騰はしなけれど
静かに蒸発してくものを
理科室にあるような
ガラスで出来た清潔なフラスコに
再度集めて ....
特別切れなくてもいいんです
まあまあ切れればいいんです
私にとっての
刃物なんてそんなもんです
特別上等でなくてもいいんです
そこそこ切れればいいんです
それで
用は足りるのですから
....
私は
鏡の中で火傷の痕を
そっと
指先で確かめる
年月を経て
それは大分薄くなって
セピアに変色した
フォトグラフを連想させる
右頬に
てん、てん、てんと
程よい距離を置いて存在す ....
殿上 童さんのそらの珊瑚さんおすすめリスト
(530)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
心
-
そらの珊 ...
自由詩
8*
12-1-11
かがり火が灯る冬の夜に
-
そらの珊 ...
自由詩
16+*
12-1-10
冬の道
-
そらの珊 ...
自由詩
10*
12-1-10
不幸気取り
-
そらの珊 ...
自由詩
11*
12-1-7
百年球根
-
そらの珊 ...
自由詩
11*
12-1-7
ごめんよ
-
そらの珊 ...
自由詩
6*
12-1-6
溺れる人
-
そらの珊 ...
自由詩
13*
12-1-6
日めくりカレンダー
-
そらの珊 ...
自由詩
7*
12-1-5
冷たい蝋燭
-
そらの珊 ...
自由詩
9*
12-1-3
薄墨の絆
-
そらの珊 ...
自由詩
24*
12-1-1
おはじき
-
そらの珊 ...
自由詩
10*
11-12-31
ありがとう
-
そらの珊 ...
自由詩
7*
11-12-30
もしも今夜世界が終わるなら(自由律俳句)
-
そらの珊 ...
俳句
5*
11-12-30
バネじかけ
-
そらの珊 ...
短歌
3*
11-12-27
恋は球体
-
そらの珊 ...
短歌
9*
11-12-26
猫時間
-
そらの珊 ...
自由詩
9*
11-12-25
さよならのカタチ
-
そらの珊 ...
自由詩
8*
11-12-24
一枚の布のように
-
そらの珊 ...
自由詩
9*
11-12-24
刃物
-
そらの珊 ...
自由詩
9*
11-12-22
しょっぱい宝石
-
そらの珊 ...
自由詩
9*
11-12-21
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する