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真空に飽和している
我に返ればそんな筈がないことも
その後でまた我を失うことも
繰り返し繰り返しまた
繰り返しに知るばかり
私は何処へ往ったのか
それとも此処が私なのか
....
不器用な視線で
私の背中をなぞる人
その深海の底までひとすじに
繋がる台詞が浮かぶなら今
けれど
ただのひとつの言葉を
手繰るよりもずっと早く
分厚い波が途切れず ....
殿上 童さんの松本 涼さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
恋
-
松本 涼
自由詩
2
10-9-15
分厚い波
-
松本 涼
自由詩
5
10-9-13
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