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山を歩いていると
深い緑に浸り
濃密な孤独感と解放感を
吸い込み吐き出す
誰もいない山道に
誰かの視線があるかと思うと
綺麗な赤いまえかけをした
苔だらけのお地蔵さんが
ところどこ ....
賑やかな風景が今も見えてきそうだ
昭和のレジャーは大移動
小さなゲレンデ一つに
休みともなれば
がやがや人が集まり
きちんと並んで
リフトに揺られ
ゆっくり滑っていく
帰りの電車も ....
何か新しいことに向かうときは
できるだけ心を空っぽにして飛び込む
幼い頃
良くソフビの人形を
お風呂の底に沈めて
手をはなすと
勢いよく飛び出した
あの感覚
....
一匹のからすが
あおあお鳴いている
小さな子供が歩きながら
あおあお
あおあお
声に出して真似している
雑木林の中から
鈍く光った黒いマントが見え隠れする
前を ....
くわらるん くわらるん
どこかで誰かが呼んでいるよ
くわらるん くわらるん
どうして探してくれないの
くわらるん くわらるん
いつも一緒にかげぼうし
くわらるん く ....
暖かくなったなあと
ごろりと
ねころぶと
ひんやりつめたい
でもなんだか新しい布団にくるまるようで
このままでいい
桃色の風が
そのうち温めてくれるから
....
牛乳パックで作られた船を
大事そうに
肩のあたりまで
右手でそうっとあげ
左手で船を支えながら
夜の闇を
街路灯や玄関ライトをよけ
蛇行しながらコンビニへと入っていく
クレヨンで牛 ....
すっぽんぽんの蕾噴く
柔らかくて暖かい命が
すっぽんぽん
指の腹で優しく撫でてあげると
春の雷びびびと駆け巡る
肘のさきっちょ
肩のさきっちょ
耳の裏のさきっ ....
殿上 童さんの灰泥軽茶さんおすすめリスト
(278)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
苔地蔵
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灰泥軽茶
自由詩
5*
12-3-18
スキー場跡
-
灰泥軽茶
自由詩
9*
12-3-15
沈めてソフビ
-
灰泥軽茶
自由詩
7*
12-3-13
黒いマントのカラスたち
-
灰泥軽茶
自由詩
12*
12-3-12
ナキゴエ
-
灰泥軽茶
自由詩
3*
12-3-9
春は桃色草原の冷たさ
-
灰泥軽茶
自由詩
4*
12-3-9
深夜の汽船
-
灰泥軽茶
自由詩
5*
12-3-9
春のすっぽんぽん
-
灰泥軽茶
自由詩
7*
12-3-3
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