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貴方なんてだいきらい
みんな不幸になればいいのに
つらい
めんどう
やってられない
一番捨てたいのは私
ふとした瞬間に既視感
溺れるような甘い苦しみ
前にも同じ思いをどこかで
どうしようもなくあたたかく
溢れてくる光の粒と
かなしいという言葉そのままに
揺れる水面と滴る雫
あなたの ....
17歳のころ 遠い夏の日
世界はきらきらと輝いていて
呼吸をするたびに甘く苦しかった
私の辞書は日々更新され
新しい出会いを貪るように消費した
咀嚼も消化も追いつかなかった
時 ....
罵倒されても声は出さない
心が 悲鳴をあげても
代わりに 歌をうたおう
穏やかな水面が荒れないように
波音が空と海との境界を溶かす
自分にナイフの切っ先を向けて
毎夜、月明かりの下 ....
永遠は存在するのかと何度も聞いた
何もそのままではないということを
狭い世界の移り変わりから知る
星は巡り、桜は散り、風が吹く
長くずっと雪が降っていたのに
その日だけ凛とした青空が ....
日曜日の夕方
群青色の冷たい空
閉じ込められたような
地平線の端がじわりと燃える
正解がないのは
どの道を選んでも同じ
世界を美しいと思うのは
積み上げられてきた
歪な歴史 ....