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!「タッチダウンゴール!」!
そう言うと、この小さな動物は太い幹のエサに飛びついた 。
手にしたときの崩れた笑顔はサクランボのようだった 。
笑うのに理由がいるだろうか。校庭の隅で始ま ....
消したいのか取り戻したいのか
未来と言う名をつけたのは知らない
いくら石を投げつけても跳ね返ってくるのはわかっていた 。
それでも止められないのは閻魔と交わした契約だろう
予感と引きかえに ....
なつかしく思い出せない公衆電話
探し求めていたはずの
伝えたい(夜)…カアカアと、まだ届いていた雑音がひとつ
…らしいにぎやかな夜だ 。
その日彼女からメールが途絶えて
映し出される画面 ....
後始末に翻弄されていると言うべきか
辺と辺とを結びつける孤独
手足を持たない細胞が、1?にも充たない空間に閉じ込められている
事実世界の果てが宇宙につながるのだとしたら
思考はタマネギの ....
なにもしなかった一日の締め括りを
ピーナッツサンドに熱い珈琲で終わらせてしまうだけ。
配送される
朝はもうそこまできているのに
言葉たちは僕の眠りを妨げる。
裏切りもしない反面
厚く盛 ....
気ままなアンドロゲン
気軽にお尻も触れないアンドロイド
世界は滑り台を見上げるように潤滑油を欲しがっているわ

みた夢はすべて真実だったのね
わたしはひとりからだから離れてゆくわ
 ....
なにものでもないわたしがこの世界に触れるとき、すでにからだは腐りはじめる 。
あなた方の意味のない欲望の為に、吐き出されると同時に無理やり死を宣告させられるのだ 。
それでも小さな遺伝子の ....
冬のぬくもりを飾りつけたまま
)黒い蝶は舞う
レースに隠れた気まぐれ
一時(ひととき)の休息
ちぐはぐに開いては閉じる三脚の
仮面に戸惑う
驚きと
(笑い ( 踊る ため口に ....


傾けた看板のカタカナを眺めては〜サヨナラ
〜サヨナラ
の窓越しに映る満開の桜
真っ直ぐな雨が葉先を濡らし
)花びらはめまいに揺れた

*芯のない
薄く塗り重ねた散り紙のキ ....
雲を追いかけていたような気がする
ただひたすら前を歩きながら
舗装のない足もとの
小さな虫たちにおびえていたような気もする
物差しで綿布団を測った
緑藻に染まる透けた手のひら
岸辺か ....
こと恋愛術に関して言えば老子も敵わない。 子供のころは有名な人になりたかった 。

サッカー選手になりたかった 。

ストリッパーでもよかった 。

ひと殺しでもよかった 。

バスの運転手にはなりたくなかった 。 ....
西の空に浮かぶ

網戸越しにみる満月の光

あなたにも似て

クロス(十字架)にも似て

ああ いつになく煌めいた

二度とみることのない

夢よ再び



 ....
∞夢
(誰も助けてはくれない真実がある
古代文字 )― 首のない
遺骸 / 200円
コンビニ
/助かった少女
? (絆
僕が救われたのは誰かを助けるために
/導かれた ....
仮に/きみの腰の括れが好きなんだとか言ってみる 。
きみはすぐに誰を基準に言ってるのかと不信に思うだろ?
いいじゃないか誰だって
括れであることに違いはないんだから
Sein…日々変 ....
物語の主人公で終わるのは当然わたしなのだが
思いもよらず次から次へと脇役に死なれてしまうとは
脚本はやはり書き直すべきだったのだろう。
肉体的に屈強な男だったり
あるいは繊細で我慢強 ....
いらいらしてるね 。
金たまの裏側が七面鳥の皮になってる 。
山は近くて遠いから
生地の何処を探してもかくれんぼしたみたいな羊たち 。
遅れてのこのことやって来た午後の踊り場
場 ....
ドアを開けると芥子の実が弾けて
ちぎれた海藻が過去を誘き寄せながら
細く尖った肩や腰骨に絡みつく黄土色の髪
紫の影が月の表面を犯す
瞳は補色と死海をさまよい妖しい。
噛んでとばかりに潤ん ....
中庭を突っ切れば垂れながしの異臭が鼻を注さしてくる 。
両脇に並んだ板戸を次々と開けどれもこれも汚物にちり紙の山だらけはとても直視できない 。
どこで用を足せばいいのか少ない紙を手に迷っ ....
…それは母音だけでいい
かきくけこ )と
(さしすせそをもぎ取り
ありふれたモノの中から
たちつてと )と
(なにぬねのを選びだせ
男たちから錆び付いた二文字を取り除き ....
もう何回目になるだろう
小銭を取り出してからのおつりはいつものように素早かった。
三枚の十円玉が大きくみえたのは、意外にもおんなの手のひらが小さかったからだ 。
こんなオーバーな言い方も案 ....
昨日という忘れ物を探して僕は行く先を見失ってしまった 。

みつからない理由が思い出されるのは砂浜かも知れないと海へ向かう 。

干からびた岩場の上に白い鷺は羽を休め、若い母と子が浜辺で ....
登りきれなかったエレベーターを空から眺めては
帰りきれない胸の巣穴に染みだしてくる虹灰色したシナプスネオン
躊躇いながらひたすら歩いた街の夕暮れ
恋人たちの肩を揺らすショーウインドウ/ ....
よほど不在が気になるらしい。
忘れたころには必ず電話がかかってくる 。
それもきまって夕食を済ませた後か、食事の最中にである 。
べつに何かあるわけでもなく、何も無いのがわかっているから* ....
ヒロシマにはたくさんの暑いがあって
たくさんの雲がながれて
たくさんの橋がある 。

たくさんの足音がビルに響き
人々はべつに重苦しくもない電車を今日も走らせる 。

雑草は ....
あなたのなかでは身を飾り付けるあまい誘惑
誰も彼もが意識させられる
対面なわたし
うしろ向きの自分
化粧は何かを伝えるために
あるいは 用いるために
汗を色に変えるマスカラの薄ら ....
まず手始めに生ゴムで首を吊るして見せます
それから 輪切りにされたあなたの赤い部分と白い部分
いままで 一度も手のひらで触れられていないカプセルの内側
縫い針の先で穴をつついて見せ ....
みつめているだけで幸せになれるの

あの日あなたからもらったサクランボの木

実のなるときには春の便りも途絶え

わたしもきっとそこにはいないのね 。






 ....
人それぞれとは言えないメダリストがあらゆる人々に感謝の気持ちを口にする 。
それは
わたしの人生が虫けらのように小さく縮こまってみえるとき 。
何かと目印になったり邪魔になったり
いつのまにか切り倒されて
また
(はじめまして)
お庭番だよ
それから僕も楔を打ち込まれたままだ 。
殿上 童さんのアラガイsさんおすすめリスト(369)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自然と××を笑う- アラガイ ...自由詩1*13-4-27
月と哭け- アラガイ ...自由詩3*13-4-24
カラス夜の戯れ- アラガイ ...自由詩1*13-4-20
考えるひと- アラガイ ...自由詩2*13-4-19
妄想と夜の交わり- アラガイ ...自由詩5*13-4-13
哀しみのイソフラボン- アラガイ ...自由詩2*13-4-12
世界一短い物語- アラガイ ...自由詩2+*13-4-8
アゲハ蝶- アラガイ ...自由詩1*13-4-4
桜雨- アラガイ ...自由詩3*13-4-3
k市(氏)の瞑臘- アラガイ ...自由詩4*13-4-2
女性- アラガイ ...自由詩5*13-3-20
無題- アラガイ ...自由詩2*13-3-18
十字架(クロス)- アラガイ ...自由詩6*13-2-26
偶然に- アラガイ ...自由詩5*12-11-23
様相/- アラガイ ...自由詩5*12-10-31
事件とウイスキーと- アラガイ ...自由詩15*12-10-26
わたしにパイを投げつける奴- アラガイ ...自由詩9*12-10-22
月と哭け___(三)- アラガイ ...自由詩6*12-10-18
月と哭け__(二)- アラガイ ...自由詩7*12-10-16
月と哭け__(序文)- アラガイ ...自由詩5*12-10-15
妄想受付- アラガイ ...自由詩11*12-10-10
&_bottle- アラガイ ...自由詩14*12-9-26
XYZ…- アラガイ ...自由詩7*12-9-20
古い電話- アラガイ ...自由詩7*12-9-17
晩夏- アラガイ ...自由詩14*12-9-15
この頃の独白- アラガイ ...自由詩5*12-8-27
第三者的に神経を磨り減らし- アラガイ ...自由詩4*12-8-25
サクランボの木- アラガイ ...自由詩4*12-8-13
オールアバウト・マイヒストリー- アラガイ ...自由詩4*12-8-11
蘇鉄- アラガイ ...自由詩4*12-8-8

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