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新しいスリッパが
いつかぼろぼろになった時
その懐かしさに
胸を熱くさせる
二人でありたい
 
 
 
 
てつくずを
うったおかねで
おさけを
のませてくれた

おさけよりも
ほしいものがあったのに
とてもかんたんな
てつづきばかりして
ここまで
きてし ....
 
 
おしっこしたくなって
かいだんをおりた

まよなか
だれもいないいまで

きえたテレビが
ぼくのかおをうつしてる

それいがいにはなにもない
いまのいまを
 
 
 
 
みあげると
よぞらである

ほしひとつない
わたしのひふの
うちがわである

こえがとどく

あなたのよぞらから
わたしのよぞらへ

ろっこつを
ひからせるのは
 ....
 
 
掌に海がある
水平線のむこうから
海賊船がやってくる
わたしから大切な記憶を盗み
それで得た金で
毎晩酒を飲み騒いでるのだ
わたしは海に飛びこみたいけれど
この体から出ること ....
 
 
母の家までいくと
まだ幼い母が
家の前でひとり泣いていた

なにか悪さして
家に
入れてくれないのだと言う

私は扉をたたいた
悪いのは
この娘ではなく
私なのだと
 ....
 
 
白ヤギさんから届いた手紙を食べている
しかたがないので手紙を書いてしまう
という展開を知りながら
次々と届く手紙を食べている
白い糸を吐きながら
やがて後悔している
黒ヤギなど ....
 
 
掌から零れていく
砂は一粒の記憶
思い出せば
波に洗われて
二度と現われない
小さな墓石
寄せては返す波が
足跡を消していく
やがて僕らは
指と指の隙間だけを残し
いつ ....
横断歩道を
舟が渡っていく

あの生まれたばかりの
小さな子供は
その隣で雑談してる
サラリーマンの男たちを
いつか脅かす存在になるだろう

そしてあの年老いた
一艘の ....
高層ビルを
見上げながら
家路につく
街は高さを失いながら
広がっていき
やがて私は
空を見上げている
今日も日が沈む
路地を曲がり
その先に辿り着くと
温かい光が灯る ....
殿上 童さんの小川 葉さんおすすめリスト(70)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
スリッパ- 小川 葉自由詩3*10-12-26
乾杯- 小川 葉自由詩310-12-17
夜の居間- 小川 葉自由詩110-11-26
夜空- 小川 葉自由詩610-10-12
記憶の海- 小川 葉自由詩610-10-9
風の記憶- 小川 葉自由詩510-9-8
かいこ- 小川 葉自由詩6*10-2-6
砂の記憶- 小川 葉自由詩410-1-20
遺伝子の旅- 小川 葉自由詩210-1-13
家路- 小川 葉自由詩510-1-11

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