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きこえますか、息をしているの
あめがおちていく
あめがおちていく
あめがおちていく
あめがおちていく
きこえませんね
くちづけをといて
ひとつぶ
あなたと距 ....
ぶつけられたバースデイケーキの隙間から
新しい時代が僕におはようとはにかむ
遺伝子組み換えの紙吹雪が散ったそばからへばり付く
怪物と科学のジャムセッション
尖りまくった感覚神 ....
放課後、
曖昧にわらっていたらだれかに可愛いって言われた
そのうすぐらい背中にくっついていって
きづけば喫煙席に座っていた
火傷した舌にざらついたコーヒー、問いかけの意味がわからなくて
ま ....
怪物は街に来るから怪物だ
無痛で流れる血
片頬にためた煩悩
等間隔のドグマ、呆れた僧侶の鈴なり
数を数えるだけのアルバイト中に慟哭する少女
つまらない口論を売りに走る馬
つ ....
深夜
少しいろのついた水をのんでいた
グラスは透明だった
仄暗い
テレビの灯り
こくん こくん こくん
一息でのんでしまいたかったけど
なかなかのみおわらない
....
垂れ下がるこうべ五十数個、
効きの悪い空調がため息と空咳を掻き回すのを不可動式の椅子に座って眺めた、
ノートと感度は真っ白け
夜光心理学概説b/後期金3
蛹谷 空二郎
隣のヨシザ ....
泣きはらした顔を凍らせたいのに
きれいな星がぼくのそばに
どんどん墜落する夜で
つちぼこりが目に染みる
感受性を死守したいだけ
ぼくの左胸に生える樹も
切り口からどろどろと泣いてい ....
ゆき ふる まち
色がきえゆく、きえ ゆく、ゆく、ゆく、
ぼくの指がそれをなぞるまもなく
きえゆく、ゆく、ゆく、ゆく、
きえ。行ってしまう。
「いってしまう。」
....
ピース、ランドセルのぼくらは歯科医院があくまの要塞だった
痛みもかなしみもいつかぶっつぶせると思ってた
竹馬にのりたくて血豆をつぶしながら
太陽にゆびさきふれた、ふれたぼくらはピースをした
....
ぼーっと ねころんで
夜の つめたい
しんしん光る
ほしをみて
あ あ
そらにとけちゃいたい。
そうおもうのに
枯れたしばふにはりめぐらされた
あした ....
だれかの奥歯で噛み砕かれた絵本を
きもちわるいおじさんがいつまでも舐めていたの
わたしにもすすめてくるからバッシュで殴ったら時限爆弾のスイッチ「かちっ」っていって
ガール、吹っ飛ぶ。完。で起きた ....
窓が溺れている
僕らが雨に気づくまえから
窓が溺れている
灯りを消して微睡むときも
窓が溺れている
ひっそりと溺れている
カーテンのむこう側で
水面もなく 海底もなく
....
あさ、
トーストを食べて 起きる
ひる、
あくびを食べて 過ごす
よる、
パソコンの電源をこっそりつけて
詩を食べる わたし
お腹はふくらまない
ため息がどんどん流 ....