すべてのおすすめ
{引用=(横たわる河をいつもひとり渡ったこの身も河のひと粒として)}

電源を切ったつめたい指先が私の花をふるわせて、夜

私だけを、という歪んだ夢をみて卓上の檸檬が暴発する

恋人か友人 ....
目覚めると輪郭だけが残っていた はまって遊んだあとで、笑った


ソファの上に速度の違う一日あり胸とくとく打つ猫と私と


いまはもう見えなくなった補助輪のかろかろ我の胸に鳴り在る

 ....
ひねったら水が出ます ひかっています で? 好き、に理由なんてないよ


踊り場の全員うえを向いている スカートの嬌声がひびく、午後


うす目あけて口をあけてぎゅっとにぎってゴムふうせん ....
 
使い切ることなく無くす消しゴムのように見失った第一話




赤、明滅、遅れて届くサイレンに共鳴をする喉笛の穴




干上がった水たまりは遺跡に似て踏みつけられず進めぬ真昼 ....
 {引用=(鍵盤が駆け上がる夜、/ガラス片、/鉄塔/に続く紅の、足跡、//)}

裏側はどうなってるかわかりません そんな理由じゃ嫌わぬ 月よ



差しだすとき、グラスの中身は原液です。 ....
しろいろさんの石畑由紀子さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
欠けていて、月- 石畑由紀 ...短歌1009-10-26
独りごとにすら、できない- 石畑由紀 ...短歌12*09-3-7
蛇口- 石畑由紀 ...短歌16*08-9-30
【短歌祭参加作品】十秒後の世界- 石畑由紀 ...短歌1008-3-21
鉄塔にて- 石畑由紀 ...短歌14*07-12-25

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する