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青空に
まっすぐ追いかけて
あなたを

揺れながら消えていく
ひこうき雲に

私は
なりたい
 
 
 
雨を避けながら私は歩いている
傘に守られて私は歩いている
円形の
ぽっかり浮かぶその空間で
私は世界を眺めている

雨粒が傘の端から端から
あふれるように流れている
それは本来私の上に ....
私の心は
すでに理由を失って
ただあてもない収縮を
繰り返すだけなので

仕方なく
ショップで買ってきた
恋愛ペースメーカーを
左の肩に埋め込んだ

どうやら
とび色の電線は
 ....
旅行から帰ったら
あなたと
さくら見たいです

あなたのメールに
胸が詰まる

そう
そうだね
はなびらが
はらはら落ちる川沿いは
きっとまだ
風も冷たく

見上げた角度に ....
となりに君をのせて
海沿いの夜をゆく
波は
そこにあるのに気づかない

君はたぶん
空気で出来ていて
誰の目からも見えないけれど

見失いそうになるとき
君をのせて夜をゆく
ボク ....
ヘリウムを
胸いっぱいに吸い込んで
あなたの街に
飛ぶんだ
飛ぶんだ

川をこえて
ビルを
入江を

ほら
雪めいた季節が溶けて
あなたに
春の雨が降る

今年は
ちょ ....
あなたの愛と 私の好きは
いったい
どこが違うのだろう

あなたの
愛 はやわらかい
私の 好きは
とげとげしてる

あなたは
愛 で包み込む
私は
好き で武装する

ふ ....
雨が降っていました。春のくせに、冷たく。雪の方が暖かい。漂いながら。
雨の一滴にこころは惹かれますか?ではゆきのひとひらには?ゆるやかなものに惹かれるのはなぜだろう。でも、場合によっては激しい連続に ....
唐突だけど。

死ぬ真際に何を言おうかっていうのは、だいたい考えてるんだ。この人には、これって感じで。

死はとても唐突で、残酷なものだ。美化する勇気を、自分は持たない。

  *  *  ....
  「ルイーズの空」

    ルイーズはいつも空っぽだ
    ルイーズはいつもとんがっている、山高帽の
    だらしない紳士の椎骨あたり
    途方も ....
あなたのしあわせを願うその端で
あなたのしあわせを
憎んでいる

あなたが誰かに
かきよせられるその事実を
感じないように努めている

あなたが傷つけばいいとどこかで思ってる
地球が ....
私は
そらに放たれた宇宙飛行士
オフィスの
隅っこで見上げてる

ホワイトボード
お知らせのメモ
ホチキス

こんな朝から
遠い宇宙の孤独を想う
私とどこが違うのだろう

正 ....
大事なことは
ことばにしては駄目なんだ

ことばは
写真のように伝えるけれど
ことばの力は
限られていて

ことばにしては駄目なんだ

私は
今日もことばをたどっている
そこに ....
またその話か…。

正直、私はうんざりする。何度同じことを言わせるんだこの人は…。私は、兄と一緒にほぼ絶望的な説得を続けていた。

私たちの言いたいことはひどく単純だ。足を悪くしたその人に、こ ....
ひろければひろいほど
わたしはひとりで
つまり

ひろければひろいほど
あなたも
ひとり


あの日
真っ白なゲレンデで
わたしは
ひとつになりたいと強く願った
ゆるやかにカ ....
忘れないことだけが
私にできること

なぜ
詩を書くのかって
みんな話しているけれど

なぜ
ヨーグルトが好きなのか、とか
なぜ
背伸びをするのだろう、とか

私には
あまり ....
にゃにゃにゃんにゃー(気持ちいいねー)

にゃにゃ、にゃにゃんにゃー(つか、重いって!)
私が時に冷たくなるのは
今が永遠であると
錯覚しているからだと思う

病室の父は
1月は忙しいのだ寄り合いも
たくさんあるのだといって駄々をこねる

ただのねんざが長引き
故郷が豪雪 ....
窮鼠猫を噛み私たちは溜飲を下げる が
私たちはいったいいつまで
窮鼠のふりを続けるのか

新聞の読者投稿欄というものがある
世界には人の数ほど意見があるのだということを
思い知らされるのに ....
あなたの胸に
魚群探知機
押しあてて
耳を澄ませて

あと
どれくらいありますか
時間という
さかなたち


あなたの胸に
泳いでいるのは誰ですか

それは
夕焼け雲で ....
お正月はさっぱりテレビも見なかったけど、これだけ。里見八犬伝。ひさびさに新春ドラマっつーのをみましたね。

八犬伝といえば、どーしても坂本九さんかなあ。まあ世代がアレですが。NHKで昔、そういう連 ....
日本にはクリスマスはあるんですか
にぎやかな問い
わたしは答えに躊躇する

彼等のそばに
キリストはある
わたしのそばに
キリストはいない

うん
あるよ
プレゼントたくさん持っ ....
ひとだまは
リンが燃えるのだと
いう

底冷えのする
ステンレスのテーブルに
あなたは
白いかけらになった

リン酸カルシウムの特徴は
白くて 脆い

その白さは
小さな
 ....
夜が明けると
私たちに
秋がやってきた

その意味が
私には
ようやくわかる

木々が実を宿し
さよならの準備をする
鳥たちが
それをついばむ

私たちは
あと
どれくら ....
やり残したことはありませんか と
問われたらなんて答えよう
みんな
どこに帰るのだろう

ふるさとはもう
名前も奪われて
体育館ばかりがきれいになる

過去は
ただのおとぎ話で
 ....
最近
携帯電話の寿命って
1、2年じゃないのかなあって

それはちょうど
春に種をまき 
冬には枯れていく
一年草みたいだねって

私の本棚に
枯れてしまった携帯が
行儀よく並ん ....
売りつくせないもの
伝えつくせないもの
きっと
あったはずなのに

所在なげな
つくしの群れ
 
 
恋のうたを私はうたう

恋には
希望があるからだ
もちろん
裏切りも
いさかいも
絶望だってある

だけど
傷つくのは
私とあなたで

その宇宙は
誰にもわたさない

 ....
上書きすれば
いいよね
記憶なんて

呼び出せなくなればいい

夢でしたフォルダーに
あなたを複写して
おしまい

たぶん
夢だったんだよ


縦横に走る ....
とげとげした気分になったのでとげとげした作品を書く。はりねずみロケット発射!である。よわよわなので半径50センチしか飛びません。自分にふりかからないように注意して発射である。はりねずみのおなかのような ....
あおばさんのuminekoさんおすすめリスト(187)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひこうき雲- umineko自由詩6*06-4-25
傘をささずに歩く勇気を私はもたない- umineko自由詩19*06-4-11
埋め込み式恋愛ペースメーカー- umineko自由詩3*06-4-8
はなびらゆき- umineko未詩・独白11*06-4-2
となりに- umineko未詩・独白10*06-3-18
春のゆき- umineko未詩・独白4*06-3-12
asleep- umineko自由詩7*06-3-12
「3.ブラウン博士の謀略」- umineko散文(批評 ...3*06-3-12
逢來- umineko未詩・独白2*06-3-9
「2.ルイーズの空」- umineko散文(批評 ...9*06-3-7
作用反作用- umineko未詩・独白3*06-3-7
るりいろ- umineko自由詩17*06-3-3
大事なこと- umineko自由詩7*06-2-28
継ぐ人- umineko自由詩12*06-2-19
本日モ晴天なり- umineko自由詩13*06-1-29
忘れないことだけが- umineko未詩・独白5*06-1-23
ひなたぼっこ- umineko携帯写真+ ...6*06-1-20
永遠- umineko自由詩8*06-1-9
窮鼠猫を噛むとき私たちは窮鼠であったか- umineko自由詩5+*06-1-7
魚群探知機- umineko自由詩9*06-1-6
橋の向こう- umineko散文(批評 ...3*06-1-5
Merry_Christmas!- umineko自由詩3*05-12-25
燭光- umineko自由詩6*05-11-26
秋日- umineko自由詩8*05-11-24
海鳴り- umineko自由詩12*05-11-5
一年草DoCoMo- umineko自由詩6*05-10-30
つくし- umineko携帯写真+ ...7+*05-10-29
恋のうたを私はうたう- umineko未詩・独白10*05-10-29
そらと海へのオマージュ- umineko自由詩3*05-10-28
はりねずみロケット- umineko未詩・独白4*05-10-23

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