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いたずらに手をこまねいていた
(金網のむこう
少女が白い腕を差し上げる)
日暮れて
梢はゆらぎ
また
憩うように止める思い
(明るく
ふるまおうか)
きまって人が見ていた
それで
 ....
人が減って
電車は軽くなる
「達磨さんが転んだ」

象の鼻をのばしたような
雪原の竜巻
「達磨さんが転んだ」

西の惨事を
引用しないで済ませてごらん
「達磨さんが転んだ」

 ....
「樹齢」とあるが
墨で書いてあるから、先がかすれて読めない。
注連縄は幾重にも新しく
度重なる、史実に残る落雷に維管束をぶちまけながら
幹ばかりで、枝を短くひょろつかせた神木は
それでも春に ....
あおばさんの吉岡孝次さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
十二才- 吉岡孝次自由詩106-5-15
達磨さんが転んだ- 吉岡孝次自由詩406-3-15
百代の過客- 吉岡孝次自由詩1*05-3-18

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