すべてのおすすめ
宇宙は水飴色です
ゆっくりと
ながく
{ルビ湖=うみ}に似た時間の中で
シクリと微笑んで
星は甘い時間を漂っています
例えば恋人のこととか
例えば死んでしまったこととか
そうして
い ....
どーっちだ
これ
これと
どっちかなー
これ
これ
えっとー
んー
えーっと
も!
これ!
どっちかなー
これ
僕にだって不満はありますよ。
タマゴの値段高いな〜て思う時とか、
使えないからいらないって物扱い的発言を投げられた時とか
義父母のチョットした態度にだとか。
若い頃は、親父が嫌いだった ....
歩道に腰掛けて、{ルビ端=はじ}の方の草をむしり
少し冷えた冬を探すような
三年目のひとり暮らし
宇宙は大分離れて見えるが意外と近い物だと
そう知っている
手を伸ばせば触れられる
....