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鳥が散っていく
春の風が吹くたびに
周囲の木から
ぽとりぽとりと
しずかに散っていく
その下で
人々は今日も
失うものを
探すことに忙しい
百年もすれば
鳥も人も
すべてが土に還 ....
あるいは、青春とは生贄のようなもの
だったのかもしれない
私たちが、終わりの終わりまで
上手に歩いていくために捧げた
血なまぐさい生贄
それが美しいものだったなんて嘘を
眉一つ動かさずにつ ....
遠い山の向こうへと繋がる
七色の虹を
その人は背負っていた
重くないですか
と尋ねると
その人はすこし微笑んでから
紺色を私に手渡し
故郷の虹は六色でした
と寂しそうに呟いた

空 ....
しろうさんのTsu-Yoさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
喪失- Tsu-Yo自由詩308-4-1
生贄- Tsu-Yo未詩・独白607-8-27
考察_〈野原にて〉- Tsu-Yo自由詩907-7-4

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