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幸福を抱きとめて静止するあなたは、蕾のすがた
胸に手をあててわずかにうつむくその、
長い祈りにも似た、沈黙
春を知る朝の、淡い喜び
風が冷たくても、
....
風に揺られていたね
僕らはなにも選べずに
別れの言葉を強いるのは夕風
信じることも疑うことも
選べずにいた
僕らを置き去りにして
地球 ....
五月の岡を歩いている
松林の間から
ひめ春蝉が鳴いている
ここは
天国ですか
みんなは笑っている
天国かもしれないが
あなたの天国であり
私達の天国ではありませ ....
夕暮れの図書館で
あなたは時間を忘れて頬杖をついていましたね
わたしは夕焼けに見惚れるふりをして
ずっとあなたを待っていたのですよ
あなたがわたしを思い出すまで
....
丘が燃える
潮騒の果てで
ラムネ壜の中の気泡が何処から生まれ
そして何処へ消えるのかを知っているだろうか
耳を澄ませば聴こえるだろう
遠い海の ....
昔の紙飛行機を見つけたよ
不思議な文字が書いてあった
それはそれはびっしりだった
ここの野原のようだった
黒い服を好いてたひとが
白くて不安なちいさなこ
すべてがあふれ ....
その皇子
東へ進軍し
その剣
雲を斬り
丘を割き
沼を埋め
戦に次ぐ戦
謀殺に次ぐ謀殺
返り血の乾く間も無く
川にかかれば妻を売って渡り
海峡にかかれば妻を売って船を買い
船を打 ....
“ヤラセか、その瞬間を狙っていたのか”と責めたてられ
キャパは口を閉ざしてしまった
頭に被弾した兵士の写真 真相は闇の中
やがて彼の肉体もカメラとともに地雷で散った
病弱の祐三は ....
その本を手に取るたびに
同じページばかり開いていたから
今では机に置くだけで
パラパラと そこへたどり着く
私の心の傾きが
そのまま しおりになっている
1.
鏡の中の僕が
いつまでも笑わないので
仕方なく
こっちが笑ってみたら
とたんに笑いやがった
2.
山の向こうは
雪が降っているらしい
今汽車に乗れば ....
ハピネス。
幸せについて語ろうとすれば
それは光のように輪郭をなぞって透けていく
影はすべて
光を雄弁に語るハピネス。
流れ、を捉えることが難しいのと同じくらいに
私たちが生き残るのは ....
rabbitfighterさんの自由詩おすすめリスト
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タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
木蓮/長い祈りから
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嘉野千尋
自由詩
12*
05-3-31
青、そして青
-
嘉野千尋
自由詩
14*
05-3-27
ひめ春蝉
-
あおば
自由詩
9*
05-3-26
夕暮れの頃
-
嘉野千尋
自由詩
12*
05-1-15
潮騒の丘
-
嘉野千尋
自由詩
10*
05-1-8
街行き
-
フユナ
自由詩
5+*
04-12-15
東征
-
片野晃司
自由詩
25
04-11-22
LIVE_LIFE
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石畑由紀 ...
自由詩
6
04-3-2
しおり
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石畑由紀 ...
自由詩
27
04-1-22
小詩集『今度食事でも。食わないと死ぬので』
-
ミサイル ...
自由詩
20
03-10-24
ハピネス
-
いとう
自由詩
57
03-5-12
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