すべてのおすすめ
埒もない想いに身を委ねてしまうのは
この季節特有の気紛れと

触れて欲しい

昨日までのわたしを脱ぎ捨てた
わたしのこころに
この瞬間に生まれ変わった
わたしの素肌に

季節は夏
　.... うちの近くには東京タワーがいっぱいあるのだと
思っていた――

飛行機の目印の塔だと教えられても
理解なんか出来なかった

信じられなかった
ではなく
知らなかった

東京にも住ん　.... この水滴はなんだろう
風に混じりながらほそながくのびてゆく知らない子供のよだれ
常磐道
星をちりばめてする虫たちのセックスのしずかなマジさ加減にびびりながら
自転車の沈む前輪と後輪　.... 天井まで届く
モノレール
わたしが常に憧れていた風景
青空に 裏通りに　傾いた陽が落ちてくる頃
放課後の声たちが　初夏の帯にのって
泳いでくる
バギーの乗客を覗いて
ほんのり口角を上げて
青いランドセルが追い越してゆく
まだかたそうなランドセル
さ　.... 　　　　　　　　　　わびしいことだが
　　もはや　純白と漆黒のネクタイ以外
　　　格子柄も水玉模様も不要となった　
いま　タナトスの掠れた呼び声の合間で
　　　　　　　過ぎ行く日々への愛惜と
　.... 舟を流す
船という形を流す
手紙は乗せない
自分の名前も土地の名前も書かない
からっぽの方舟
形だけが少しずつ違ううつろ船

笹舟にさえひとは何か
思いを浮かべずにはいられないけれど
　.... 沙漠から取り寄せた砂を
僕たちは浴槽に撒く

言葉に塗布された意味を
一つずつ丁寧に
酷くゆっくりと落としながら
シャボン玉を
空間を埋めるために飛ばす

乾いた砂に埋もれた言葉を
　.... 万里の長城の城壁を全て絵で埋める計画がある
という嘘を
昔、画家志望の少女に吹き込んだ

少女は膨大な時間を費やし
ありとあらゆる美術技法を身につけて
そんな嘘などすっかり忘れていた僕　.... 私たちは互いを必要としながら
それぞれの場所で夕陽を眺め
明日の湿度を欲しがり飲み込む振りをする

あなたと私は
埋もれてしまったいつかの夏に
栞を置いたままかもしれない
そ　.... かわいがっていた犬が死んだ夜に
新しい犬を飼おうと思う人がいました

家族、いなくなる為に準備をして
汚れた服を着るほかないのなら
いぶかしそうな視線に
それでも
違います、とは云え　.... 胸が　ねえ、どきどきするんですよ。


自分が無知であることが、そんなにこわいのかい？


声なき者の声を聴け、

自分は何も知らないことを知れ、

それまで隠されていた「　.... 泣きたくて　泣けなくて
母に手紙を書いた夜
滲むことさえ出来ずに
笑顔の文字が並んだ


　　「変わらずに元気です
　　新しい服を買いました
　　今度の休みに帰る
　　その時に着て行　.... 陸に上がったSUBWAYで
奴が通りかかるのを待つ
ことばの坩堝でそいつは産まれた
ひいひい泣いて誘う雄の男食らい
餌場はもう分かったので
俺としては待ち伏せのあいだ
詩でも書いて暇を潰そ　.... わたしはことばがきらいです

おもったことをいえないからです
つたわらないからです


すき、あいしてる、たいせつ
ぜんぶまやかしのようでした
すぐにしゅうせいできるからです
　.... 二百年後のページ
アルミニウムの鈍い光
目が焼ける
エントランスに自生する
ゼラニウムを空に帰そうと
老婆達がダンス
吹き抜けの三階から
あなたが呼んでいる

誰もが黙っていられない　.... 詩集をね、つくるんだ
みんなに渡せるからね
少し黄色い紙ならね
目もちかちかしない
はずさ
知って欲しいからね
僕のことを
これから伸びてゆく詩人だからって
今知ってほしいのは
僕が　.... チョコレートを
指でつまんで食べていたら
親指と　人差し指の間で
ジュゥ―――――ッと
融けていった

ああ、私は
生きているんだなあ
なまぬるい指先を舐めながら

この体温で
　.... 音はすれども、姿は見えず。

さっきから、衣擦れの音がします。

ここへ、戻っておいで、
わたくしとおんなじ幼い心をもった、

一番透明で
最も賢い

盲目の少女。


　音　.... one
two
three
four
five
six
seven
eight
nine /

.com ,

eleven
twelve
thr

number of　.... 押入れの中で目覚めると
いつものように優しくなってる
手も足もおもいっきり伸ばして
指先の細かい部品までもが
思いやりに溢れている
感謝の言葉は誰に対しても
正確に発することができ　.... 雨にかすんだ街を見ながら
少し寂しくなったので
あなたの言葉を思い出しました。

水溜りの中に
小さな小さな雨色の町があって
その町では
どんな事でも虹色に綺麗なんだ

あなたはどん　.... 雨が病んだ午後

嘘を吐いてひとり外に出て
散らばる足音と車輪に跪く
ひとり
熱に浮かされる様に
ひとり
裸足の儘でペダルを踏むんだ

信号無視した無彩色の車が
ハンドルを掠めるひ　.... 狂おしく　狂おしきままに
待ちわびて
結ぶ太鼓に散る花は
夢見の果てとあおぎみて


流れゆく　流るるままに
時すぎて
契りし思いに散る花は
あれは逢瀬とかえりみる


帰らぬ　.... しんけんにいきるってなんだろう
しんけんにいきると
どこからかちぇんばろのおとといっしょに
てんしがむかえにきてくれるのかな
ばかにすんなよ
なめるんじゃねえぞ
てめえ 三才のおいっこが
坂道のうえの車庫から
インフルエンザの予防接種へいくぼくを
タッタと追いかけてくる

車があぶないから
きちゃだめだよ
ちゅうしゃしにいくんだよ
いたいいたいだよ
　.... そう　｛ルビ譬＝たと｝えるなら　

他の誰に許されなくても
全てを敵に回しても

嗚呼　信仰にも似た　凍てつく火焔

蒼い｛ルビ焔＝ほのお｝のようなひとだと
｛ルビ皓　.... ドビュッシーを聴く
なんとなくの気分で
なんとなくの夜
泳いでいると　ちくり
ふいに

音楽が死んだらきっとかなしい
なんておもってしまって　私

父が
美意識の問題だね
といっ　.... 東京の水面は光りに紛れる
湾岸の運河は白っぽい夜空の下
ビルたちと同じように街灯りを抱いている

街中を少し外れると水面は暗い
平らかな夜景に微かに縁取られながら
水があることや河であるこ　.... 　　　喜びも、優しさも、喪失も悲しみも、
　　　言葉によって届けられた
　　　わたしは面影を探して立ち止まり、
　　　時に夢を見たような気がする
　　　言葉しかない世界で、
　　　紙　....

rabbitfighterさんの自由詩おすすめリスト（521）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
え	- 恋月　ぴ ...	自由詩	43*	07-6-21
懐	- 民	自由詩	4*	07-6-21
メガ	- モリマサ ...	自由詩	10	07-6-18
青空モノレール	- チアーヌ	自由詩	5	07-6-14
青いランドセル	- たちばな ...	自由詩	17*	07-6-10
風騒(1)	- 信天翁	自由詩	2	07-6-9
ペットボトルじゃないほうがいいね	- 小池房枝	自由詩	12*	07-6-4
レプリカ	- 士狼(銀)	自由詩	19*	07-6-3
長城計画	- 楢山孝介	自由詩	9*	07-5-30
私たちの欠落(夏の日の)	- 藤丘 香� ...	自由詩	45*	07-5-23
白梅	- ピクルス	自由詩	18*	07-5-20
はじまりのダンス	- 麻生瑞乃	自由詩	1	07-4-26
手＿紙	- さち	自由詩	19*	07-4-6
ＥＲＡＳＥＲ＿−紙切れに−	- 大村　浩 ...	自由詩	4*	07-3-16
ことば+α	- 李恵	自由詩	6+*	07-1-23
もう眠った？	- 及川三貴	自由詩	4*	07-1-15
詩集を作るアイデア	- イダヅカ ...	自由詩	16*	06-12-14
無題	- 石畑由紀 ...	自由詩	8*	06-12-10
夜道を裸足で	- 麻生瑞乃	自由詩	2*	06-12-7
number_of	- あめ	自由詩	2	06-11-17
ドラえもん	- たもつ	自由詩	94	06-8-3
虹色の町のあなたへ	- プル式	自由詩	15*	06-6-21
メロディアス＿ドロップ	- あめ	自由詩	5	06-6-1
新宿区市谷船河原町「逢坂」	- 恋月　ぴ ...	自由詩	24*	06-1-29
ちぇんばろのおとふりそそぐあさ	- チアーヌ	自由詩	6	05-12-7
バイバイしながら追いかけて	- ＺＵＺＵ	自由詩	6*	05-12-4
蒼焔	- 舞	自由詩	3*	05-10-21
父の美意識	- 簑田伶子	自由詩	14*	05-9-30
首都高にて	- 小池房枝	自由詩	10	05-6-12
旅の終わりに	- 嘉野千尋	自由詩	4*	05-4-1

---

1　2　3　4　5　6　7　8　9　10　11　12　13　14　15　16　17　18