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午後四時
青の上から
橙や赤や紅色が
塗り重ねられてゆくのを見ながら
大急ぎでベランダのシーツを取り込む
あのうつくしい仕事をしている人が
どんな人だかは知らないが
時折
ゆるめ ....
毎日
夕暮れ時になると
必ずスーパーマーケットへ行ってしまう
何か買うべきものがあるように思うのだ
冷蔵庫の中には
肉も野菜もそろっているのに
心の片隅がすうすうして
それを埋めるものを ....
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愛してる
と誰かが呟いたので
ふと思った
愛とは する ものなんだろうか
だとしたら
動詞なんだろうか
いやそれとも形容詞かな
調べてみたけれど
動詞とも
助動詞とも
形 ....
早朝に剃刀を買うコンビニで 剃髪用です 袋いいです
昼下がり主婦がミシンを踏む音は 人を撃ち抜く練習に似て
夕暮れが鼻血のような色してた 鉄のにおいが漂って、冬
....
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空が晴れていると
どこへ行ってもいいような気がして
ふらふらと遠出をしてしまいたくなる
そんな時はスーパーへ行って
掌にちょうどおさまるくらいの大きさの
果物をふたつ買って帰る
右と ....
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消費者金融の無人審査機の前で
背筋をこころもち曲げている女
どういう顔をしていたらいいか
分からないのだろう
真っ二つに分けた前髪の間からは
かきまぜたコーヒーに入れたミルク
みたい ....
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一か月が
余りに速く過ぎ去るような気がして
どうしようもない
服を着替える間もなく
あっという間に秋である
外ではまるで軍隊のように
流行なのか
同じ型の服を身につけた女子が
勇 ....
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夜
飲みさしのコーヒーの中に
砕けた夏を発見した
掬い上げようとしたら
逃げるみたいに砕けて沈み
底の方で銀色に光っている
人差指でかき回すと
跡形もなく溶けてしまった
....
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机を彫刻刀で切り付けて
切れ目をひとつ作って指で開くと
そこに海が広がっているときがある
授業中やお昼休みの間はつま先から飛び込んで
そこでじっとしていた
息ができないという点では ....
ゆうとさんの吉田ぐんじょうさんおすすめリスト
(9)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
美術用品のある日常
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吉田ぐん ...
自由詩
33
11-2-21
スーパーへ行く人
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吉田ぐん ...
自由詩
24
09-8-5
愛とは
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吉田ぐん ...
自由詩
11
09-7-31
【短歌祭参加作品】アラウンド・ザ・ワールド
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吉田ぐん ...
短歌
36
08-12-5
スーパーにて
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吉田ぐん ...
自由詩
38
08-11-17
すかんぴん(大変貧しく、無一文で身に何もないさま)
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吉田ぐん ...
自由詩
30+
08-10-9
せかいをいきる
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吉田ぐん ...
自由詩
55
08-9-29
夏の終わり
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吉田ぐん ...
自由詩
18
08-8-23
学校と女子と男子
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吉田ぐん ...
自由詩
16
08-7-28
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