ひらたいいしをえらんで
すいめんにむかってなげた

とんで
とんで
とんで
しずんだ

しばらくのあいだ
ぼーっとしてた

いぬがとおりかかって
わん、とほえたから
ぼく ....
薄暗くなったのら

おいらは寝床にもぐりこむ

片腕のない人形と

ピリカラのフライドチキンの骨と

あの子のくれた大風呂敷にくるまる
長所と短所

うらおもて

さびしくなろうよ

九月の雨は

人に優しく

おまかせしようよ


藍のいろ

煙っている

アスファルト

ただの夜のいろ

 ....
眠れないからもう諦めることにして
空中に浮かんでいる音階を拾い集めては
群青の彼方へと放り投げている
あれがいつか星になればいいとおもう
日曜の朝

ひとの少ない駅のまわり

秋の日だ


きょうの最高気温は34度らしい

でもやっぱり

きょうはもう秋の日であるらしい


日曜の朝

ひとの少ない駅のま ....
サルにオナニー教えたら

死ぬまでやるわと人笑う

ヒトに核をば教えたら

死ぬまでやるわと神笑う
パンの匂いが、する


カラスの鳴き声で割れた
やわらかい世界の殻
甘い時間をむさぼったあと
すべてが失われていくまで
もう僅か
あなたは足の指の先まで
すっかりふやけ ....
夕方の終わりを見つめる

夜とはひとつの物質だ

夜とはたぶん雲のようなものだ


幼い頃を

洞窟のようなところから

覗いている



影とは雲のことだ

傍観 ....
やわらかいメロディで
押しつぶして
お願い

僕の中で君が渦巻いている
目が回って気持ち悪くなりそう
また何かを巻き添えにして
何かを犠牲にしていく

やさしいメロディで
押し ....
プリンの容器の中で
転がされているスプーン
くの字になって
スプーンの中に映りこむ時計
ち、か、ち、か、
だんだん
プリンのクリーム色が消えていく
アリス!
名前を呼びたい
ずっ ....
誰もが思いつく言葉を
口にしてしまったらおしまいだ
あんぐりと開けた口に
飴玉を放り込んだ

いつの間にか
スキップの仕方を忘れて
靴の底が磨り減っていくのを感じる

だらしなく ....
あなたは
きえそうなひかりのまえで
手をかざしている

胸元から
オイルの切れそうなライターを出して
何度も 鳴らす



うつくしいけしきの
まんなかにいる
いつも
き ....
ようやく朝がきているよ
そんな嘘で早起きをした
きみのなかはどうなってるんだろう


街中のプラスチック踏んづけて
はだしできみを追いかける
冷えたアスファルトとうらはらに
 ....
いつも掬おうとして
指の間からこぼれ落ちていく
はらり はらりと
そんなふうに

掬いそこなったものが
ゆるゆると
私たちをほどいて
別のものにしていってしまう
この世界に殺されてはいけない

殺された自らの亡骸は
負け犬を見る様な目つきで
見られるからだ

世界は強大な狂気の塊

殺された自らの亡骸は
音も立てずに廃水の海へと
放り込まれ ....
きみもいま

地球の重力のなかにいる

月を見てる

おなじ引力のなかにいる

もう二度と

積極的には会わないひと


さいごの約束を

ふたりで破ったのは

何年 ....
骨だけになったさかなのように
あいつらはしんでる

疲れちゃって ねえ
なんもないの ねえ
気づいちゃったの?
わかってるの?

細胞が分裂
小刻みに震えるからだ
あたま 割れ ....
水分乏しい深夜の街が
喉に迫り来る

なでなで なでなで
都合よく君は なでなでボーイ
なでなでは
一気に君にも僕にも押し寄せる

「ありがとう」となでなで
「上出来」となでなでして ....
きみの祈りは

僕からふとでた願いでした

きみの祈りに

いまじゃあ殉じる僕でした


緑の木陰にふとい風

きみと僕の

横っ面さらってゆく


きみの祈りは

 ....
音が

匂いが

熱や温度が

あらゆる化学反応

あらゆる物理現象

それらは皆さん

デジタルなものでありました


悲しみだけが

哀しみだけが


藍い ....
真夏に日車は、咲いている


雷鳴の空を裂く。
轟音で目を覚ます
一輪車に稲光りが青白く反射する
一瞬で葉陰の殻は黒焦げになり
焼けた臭いに鼻をひる
傘の骨はしろがね色で
{ルビ死灰 ....
夏の盛りの日差しを受けたので
あの家の壁はあの人の肌のように白くなり
日陰がますます地面を焦がして
午後の家並みはきりりと彫が深くなり 
空はじりじりとしてあなたへの思いのように
もどかしい ....
さよならサニー また来て試作
ハロー現実 そっちはどうだい
叱られるために生きるのさ
わからぬふりも役立つさ

布切れありゃ 地面で寝れる
ああまだ宿も職もあった
幸せ者だぜ ....
透明な温度を下げていく
あなたのぬくもり
かすかな光が胸をさす
氷のようなつめたさで

肌が焦げていく
においが鼻につく
電車の中では冷房が
滝のように流れている

さらさらと ....
背中をあわせて
宇宙を見つめる

ひとりで360度を
見つめるのは無理だから
君とふたりで見つめよう

上も下も見つめ過ぎたら
あべこべに
なることもあるだろう

宇宙には
暗 ....
あなたが大好きなお菓子を並べたら
僕は満足するだろうか
それとも悲しくなるだろうか

明かりが燈る午後6時
試行錯誤したのちの
過ちと化した告白は
届かないまま消える
誰もいない公 ....
蝕まれる日のいろをぼんやりと眺めてた
次の宇宙がうまれるまで
ぼくらはここに立たなくちゃならなかった

一度でもきみがさみしいを言っていたら
ぼくだってその腕をつかんで  ....
虫の死骸
冷房で焼け死んだ
カーテンの裏
君の横顔と少し似ている
僕の背中に映し出された
影は光と対等だ
好きな気持ちに
理由がないのはそのせいだ
いつの日か
かえらなくなったこころを抱いて
僕は今 ここにいる

あの日とは違う あの人に
僕はいつも打ちのめされて
崩壊した空想の
破片を拾って怪我をして
傷から吹き出る赤い血が ....
どこかで出会い

あそこで別れた


舟に揺られるように

七月の夜

その大気は白に満ち


どこかで出会い

あそこで別れた
アヅサさんのおすすめリスト(215)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
リコシェ- ゆうと自由詩4*07-10-3
ねる- ちょび自由詩107-9-29
夜のいろ- 吉岡ペペ ...自由詩407-9-25
抒情詩- アオゾラ ...自由詩1207-9-17
秋の日- 吉岡ペペ ...自由詩207-9-17
サルにオナニー教えたら- むむ自由詩1+07-9-12
世界の終わり- アオゾラ ...自由詩6*07-9-10
傍観者- 吉岡ペペ ...自由詩607-9-8
ナミダシロップ- ゆうと自由詩4*07-9-7
閉鎖とおやつの時計- 君の、自由詩207-9-4
僕らが生きたということを- ゆうと自由詩2*07-9-1
- はな 自由詩31*07-9-1
自称彗星アオゾラ誤爆- アオゾラ ...自由詩6*07-8-30
分離- 自由詩707-8-28
- 路守 緒 ...自由詩507-8-28
放物線- 吉岡ペペ ...自由詩7+07-8-27
水葬- ゆうと自由詩10*07-8-26
なでなでボーイ- 楓川スピ ...自由詩2*07-8-26
きみの祈り- 吉岡ペペ ...自由詩207-8-19
夕暮れだけが- 吉岡ペペ ...自由詩207-8-18
天球へ- こしごえ自由詩20*07-8-15
夏の恋- N.K.自由詩4*07-8-15
サニー- 自由詩307-8-5
あんず飴- ゆうと自由詩8*07-8-4
君と背中あわせ- シュガー ...自由詩4*07-8-2
不変世界- ゆうと自由詩3*07-7-30
いつか世界の終わりで- アオゾラ ...自由詩12*07-7-28
シルエット- ゆうと自由詩4*07-7-27
リアルのない世界の中心- ゆうと自由詩2*07-7-27
- 吉岡ペペ ...自由詩207-7-27

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