燃え尽きる?
この私が?

まさか


旅人達は 言うだろう
疲れた と

父親達は 言うだろう
困った と

学生達は 言うだろう 
面倒くさい と 


私は言わな ....
回転するように反転して逆さから君は言った

「なんでやらないの」、と
「真面目になるのがそんなに恥ずかしいのか」、と
「下ばかり向いてちゃ前が見えないよ」、と


そればかりはごめん い ....
嫌い

大嫌い

何もかもが嫌い

顔も見たくない

消えて欲しい

…ごめんね
雨の日の金木犀であなたを思い出すように ものすごいはやさですいよせられたきみのえがお 今何周目?

同じところをグルグル回っていると自分が今どこにいるのか
解らなくなってくる

いつだってここに来ればたくさんの詩があり
いつだって会社に行けばたくさんの仕事があり
いつだっ ....
灯りのともったキッチンから
作りたてのグラタンの匂いがした
お取り込み中の真剣な顔がおかしくて
ただいまは、たぶん言わなかった


暑いときには熱いものがいいんです
そんな説 ....
蒼の天蓋
と、


切り取られた
過ぎ逝く季節の空気は、


きっと
黄金色。



その一瞬、


愛おしい白い星砂のよう、





 ....
アダムの喉に詰まった林檎
人類が未だ飲み込めぬその叡智の一欠け
貴方の皮膚越しに噛み付いて
賢くなった気になりましょう

数多の月日をそれ無しで
無事に過ごせていれたとしても
飲み干せな ....
君を見かけなかった、もう伸びきった首。
モーニングコールは君だけのためだったのか、
(僕にはうるさいアラームだった。)

側にあるってだけの存在を
迷わず投げ飛ばしたら、
(もう届 ....
 
 
何時だってそう
 
嫌なことから逃げて
 
部屋に引きこもり
ベットに寝転がり
 
 
何もしたくない
 
 
この一点張り
 
 
 
そんな中で
 
 ....
四畳の和室は
ぴゅうぴゅうと風が吹き荒れて
窓際に掛けた古い制服の横で
私と云う個体が何かに脅えている
 
(そうら
(夏だよ
 
 
CDは何度も繰り返しながら
ゆっくりと世界を ....
泣いているのですか
どうして泣いているのですか
理由もわからないのですか
笑おうとは思わないのですか

醜い泣き顔も
醜い笑顔も
わたしは見たくありません

それでも
笑うことしか ....
刻々と近づく夏の気配に

気付かない振りをして

気持ちのいい夜を迎えれば

金曜日であるかのような

月曜日の月がそこにいる

久しぶりに現実を現実として受け止めて こう思う
 ....
真面目ぶって受ける授業と
最低賃金のバイト

作り出した自分に囚われて
結局そこに生み出された
中途半端な疲労感

中途半端な疲れを癒すには
安い炭酸のチェリーコークと
見知らぬ男と ....
人生は刹那の繋ぎ合わせ
時間はただ
平等に人々に与えられ
平等に消えてゆく

刹那の時間に変わる世界を
瞬きすらも惜しみながら
隣り合わせた花の開花を
運命と名付けて
見逃さないでい ....
時代の暗部ばかりを見つめているおまえに
癒しや救いを語ることはできない

たとえそれが99パーセントの真実だったとしても
人の心は、真実とは異なるものを求めているのだから

それが世の ....
これは正しい
これは間違っている
曖昧はゆるされない
そんな二者択一を
していくうちにある日
あなたが間違っていると
指摘されてしまった瞬間
自分が決めた価値観で
自分が裁かれてしまっ ....
白い夜は

月がミエナイから
泣く事はデキナイの


 優しくても


泣けない事は
とてもツライから

ワタシは堕ちていく
黒い夜へ


 悲しくても


ヒト ....
あかあおみどりまぜんたしあんき
震える色の後光を射して

さようならなんて手を振ると
いらっしゃいと手招いた

ひゅうひゅう揺らいだ放物線
かたすとろふぃ待っている

さいごのかお ....
小さな一本のカーネーションをあげたころから

私はずいぶん大きくなりました

おこづかいが増えたり

バイトを始めたりで

年々プレゼントも 豪華になりました


でも 一番嬉し ....
ぼくだけの世界
浮かべて沈めて遊んでた
バカなことだと思うだろうに
勝手なぼくは生き急ぐ



つまらなくなったら、終わりだ
だったらぼくは、何度終わったのだろう


この手の平 ....
開け放たれた窓から
夜風がカーテンを揺らし
月の光がこぼれだす

少女の眠れぬ夜はするどく
闇の中へと切りこんでいく

少女がひとさし指で
空をなぞるように
星の数をかぞえている
 ....
          2000/09/17


私たちの透明
近未来の真実と
昨日の裏切りを
黙ってかき混ぜて
無彩色透明にしている

だから、なにも見えないからといって
油断して ....
こうじょうをぬけるともり
いろんなどうぶつたちがいてたのしい
くさったごみがもえている

ズダダ ズダダ

いつもこのくらいのたいようのころには
さかなもいて
にごったみずにまじるにじ ....
クジラが静かに僕の横を通り過ぎて
僕はその尾ひれの渦に巻き込まれた
気がつくと上も下も分からなくなっていた
だから明かりのあるほうに行った
どうやら少し水圧が高かったのだろう
世界は少しもぼ ....
                  2007/04/21


なにもないところで食べ物を探して歩いていると喉が渇いて足が疲れて歩くのが嫌になったので立ち止まって座り込んだら動けなくなるので遠くの ....
最終進化系として
何不自由ない
生活を手に入れた、生き物は
本来
自由と呼ばれていた自由を
忘れてしまって
 
這いつくばっている
他の生き物を
亡骸へと変えて
それを
自由と呼 ....
接線のように地球にかかる
真っ直ぐ虹
バランスを取りながら
悪魔と天使が綱渡り

悪魔の渡った後の虹は
真っ黒色に染まり出す
天使の渡った後の虹は
偽善者色に染まり出す  ....
滲みでる空へ向かって飛び跳ねて
酸素の枷さんのおすすめリスト(42)
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