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じーじーじー
喚く歌が煩くてしょうがない
もしも手に届くところにあれば
躊躇無く握りつぶせるのに

きょむきょむと潜む足音
横になれば耳元に囁く証
生きているということが
死んでいくと ....
ただ少し口に入ればいい
最初の動機はそんなもの

何となく物足りなくて
少しだけ勿体無くて
細かく噛み砕いてみると
随分と違う味がするもので
気がつけば虜になっている

僕にとって君 ....
緑色の風が薫る農道から
また少し小さくなった背中に
懐かしさと見馴れなさがやって来て
目頭を抑えることも忘れ
あてがわれた離れ屋に駆け込んだ

何で報いる事ができるのか
口に出そうとする ....
付けられた足跡から
微かにだけど漂う香り
気のせいだとは分かっている
思い違いだと笑いたくなる
けれども
だとしても

季節が過ぎると共に
溜息を零す度に
桜の花弁を踏む毎に

 ....
少し遅れて冬が訪れた
待っていたということも
疎んじていたわけでもなく

ただポケットに両手を突っ込み
何か特別に思い煩う気持も浮かべず
ぼんやりと立ち尽くしたまま

ひゅうひゅうと喚 ....
ハウステンボス駅に続く
長いレンガ道は凸凹で
今朝踏み入った水溜りを
たっぷり吸い上げた靴は
とてもとても重く感じた

時々涼しげな
大半は生温い風が
二つしかないホームを
せわしく ....
ふとホテルの窓を開けて
景色を眺めてみたくなった

泊まり慣れたビジネスホテル
四缶目の酒を呷りつつ
少し薄くなった頭髪を気にする
まだ大丈夫だとは思うけど

目的も夢も自分自身でさえ ....
柔らかい雨が降っていた
右手を空にかざして
雲の向こう側から届くだろう
君の言葉を待っていた

冷たすぎることもなく
温かいはずなんてない
冷静に考えてみれば
いつもと同じ雨だけど
 ....
今日君が流した涙
心の窪みに溜まって
いつか差す光に照らされ
キラキラ輝くだろうから

言いたいこと
どれほど伝えられたのかい
聞きたいこと
どれだけ話してくれたのかい
今日は風がと ....
まどろみの中で聞いた
雨音は幻だったのかな

差し込んできた光に目を覚ます
少し強い風が吹いているようで
外では木々がゆらゆら踊る
当たり前に包まれた休日の昼

迷惑メールの受信履歴が ....
溜息すら零せない
その瞬間に愕然とする
どこかで満足しているのだろう
終焉を望んでいるのだから

薄ら寒い笑いに包まれて
不要たる存在としての自己
無視と嘲笑の天秤は
変わらずに揺れ動 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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