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さびれた屋上の遊園地では
もう二度と動かないパンダの乗り物が
片隅に追いやられていた

大きな看板が目の前に見える
さっきまで雨が降っていた

空がどんどん黒くなっていく
インクを塗り ....
いつか死ぬ
ってことと同じくらい当たり前に
恋は終る
今座っている
椅子も無くなるし
すべてが
変更になる
もちろん
地面も無くなるし
きっと時間も
無くなる

ね、無
ね、 ....
くまさんはひとりでした
森の中
誰にも出会いませんでした
花咲く森の道
くまさんは
ひとりでした

孤独なくまの気持ちは
孤独じゃないくまには
けしてわかりません

ある日森の中 ....
鬱陶しいものが
わたしを柔らかく包んで
膜を作っていく
ほんとうは嫌だけど
鬱陶しい膜を
破ってしまって
鬱陶しい液体に
塗れるのも嫌だから
鬱陶しい膜
を我慢する
たまに
ぷち ....
オシマイにしましょう
大事だったもの全部
ゴミに出して
そこにわたしもうずくまる
収集車が来るまで
あと少し
大丈夫
オシマイ
にしましょう
とってもステキな思い出
これまでどうも ....
わたしの
これからはじまる
修羅場へようこそ
たくさんの首と
臓物が浮かんでる
沈んでる
今はまだ体内に
そんな修羅場へようこそ
何も欲しくない
だから奪わないで
すべて閉じている ....
車がたくさん通る
高速道路のトンネルに
住んでみたい

非常電話の扉の中
さらにその奥
誰にも開けられない
硬い硬いコンクリートの内側
誰にも見つからないように
こっそりと部屋を作っ ....
ある日の夕方
わたしはひとりになりました
花に水をやっていたら
いつのまにか
みんないなくなっていました
わたしは
声を出してみました
その声は音になりました
どこかで鳥が鳴きました
 ....
考えないようにして暮らしてる
考えても仕方がないこと

たとえばあなたのこと

もう
考えてもしかたない
あの頃には
二度と戻れないから
そんなこと
もちろんわかってるよ

い ....
何本か入ったら
道に迷っちゃって
そうしたら
住宅街の奥に
小さなお店があって
わたしは自転車をとめて
そこへ入った
テーブルの上にはメニュー
カレーとチャイとラッシーを頼んだ
水も ....
電車を降りたら
小雨が降っていた
セブンイレブンで傘を買った
駅前の商店街を抜けると
道は一気に暗くなる
細い道の両側から漏れる
家々の明かりがメインで
わたしは足早に家路を急ぐ

 ....

なんか違う
って感じが
ぐるりと
腰の辺りで動いた
スーパーマーケットのど真ん中
わたしは脂汗を流して
立ち止まる

夢見が悪かった
何度も叫んでいた
悔しい
憎らしい
 ....
どこでもない場所へ
行くの
持っていかれて

この世は
きれいだわ

白亜の神殿が
炎に包まれて

沈む

武器をちょうだい?

三つに分かれて
沈んで行くわ

わた ....
たんぽぽ畑でたんぽぽをたくさん摘んで
たんぽぽの冠を作ったり
たんぽぽの首飾りを作ったりして
夕方になって
空を見上げても
まだ明るくて
いつまでも明るくて
ほっとしていたら
そこへ
 ....
シトロエンBXで旅に出よう
からっと晴れた涼しい日曜日に

それはゴールデンウィーク
暑くもなければ寒くもない
理想的なゴールデンウィーク

エアコン効かないからね

渋滞しない道は ....
小川 葉さんのチアーヌさんおすすめリスト(15)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
黒い空- チアーヌ自由詩911-8-30
- チアーヌ自由詩510-11-26
星のくまさん- チアーヌ自由詩610-11-25
鬱陶しい膜- チアーヌ自由詩510-6-6
迎えの車- チアーヌ自由詩510-2-12
修羅場へようこそ- チアーヌ自由詩209-12-2
望んではいけないこと- チアーヌ自由詩609-6-4
ひとり- チアーヌ自由詩409-5-21
徘徊- チアーヌ自由詩309-5-5
入った- チアーヌ自由詩609-3-22
帰宅- チアーヌ自由詩808-6-5
地獄で- チアーヌ自由詩508-3-18
行く- チアーヌ自由詩408-2-29
たんぽぽ畑- チアーヌ自由詩308-1-27
ゴールデンウィーク- チアーヌ自由詩5*04-5-6

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