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ランドセルを背負って

学校までの長い長い坂道を登った

隣には君がいて

ほっぺが真っ赤で

僕の話に笑っていてくれた

君の赤いランドセル

僕の黒いランドセル

色違 ....
照れた時に
鼻の下を ひとさし指で拭う癖があって
今でもよくやってしまうのだけど
もう そばにはいないあのひとのことを
どうしても思い出してしまう

からかい口調で
だけど 愛しげな眼差 ....
つんつんと

たっているのに

どこか愛らしい

君に似ているよ

大人ぶってつんとしているのに

どこか愛らしい

どこか愛らしい
だから言っただろう

僕らはこうなる運命だったんだって

初めから解っていただろう

好きになるのと性格がうまく合うのは違うって

毎日の電話も

幾度のキスも

僕にはできな ....
ふとした瞬間に

顔をあげたら

君と目が合った

それだけで

生まれる

この感情
星 無き夜にも 日は昇る

日 無き昼にも 夢昇る

無心で 今日も空を見上げる

そこには

きっと何かが待っている
新しいピアスをつけてみた

高校の時のクラスメイトに
興味本位で空けてもらったピアスホール

その友達は 今はもう
結婚してしまって

眩しいほどの 幸せな輝きを放っている
指輪をつ ....
水たまりが
長細くできていて

まるで
ささやかな小川のようになっている


太陽が顔を見せれば

やがて消えてしまう

刹那な小川
似ているから好きになった

けれど

仕草のひとつひとつは

全く あのひととは別のもの

同じひとはこの世に存在しない

あのひとはもう 戻ってこない

幻影を追っているだけ ....
叫びは夜のしじまに消えた

涙はコンクリートに吸い込まれた

どこにも行き場のない

思いだけを抱えて

月を見上げた
父が亡くなり

姉が嫁に行き

母が亡くなり

ひとり男暮らしでも

広い庭に

今年も咲き誇る

沈丁花
目をつむっていれば
通り過ぎる

目をつむっていれば
思い出の場所なんて

甘くて切なくて楽しくて物悲しい思い出が詰まっている場所なんて

キュッと目を閉じていれば
ギュッと口唇を噛 ....
桜 満開の

木の枝に

ひっかかってしまった

バドミントンの羽

白い花が

もうひとつ

あたらしく 咲いた
勢いよく 部屋から飛び出した
あなたから 逃げ出した
深い夜の刻

私の目には 冷たい涙が溜まっていて
見上げる月は 歪んで見える

行き先などなかった
ただ深い闇へと 沈んで行きたか ....
小川 葉さんの有扉なぎささんおすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ランドセル- 有扉なぎ ...自由詩207-5-8
キャリア- 有扉なぎ ...自由詩507-5-7
猫のひげ- 有扉なぎ ...自由詩407-5-4
だけど_ごめん- 有扉なぎ ...自由詩207-5-3
タイミング- 有扉なぎ ...自由詩307-5-2
星無き夜- 有扉なぎ ...自由詩607-5-1
ピアス- 有扉なぎ ...自由詩107-4-30
小川- 有扉なぎ ...自由詩207-4-29
幻影- 有扉なぎ ...自由詩307-4-28
夜のしじま- 有扉なぎ ...自由詩707-4-27
沈丁花- 有扉なぎ ...自由詩107-4-26
思い出の場所- 有扉なぎ ...自由詩307-4-25
- 有扉なぎ ...自由詩707-4-24
陽炎月- 有扉なぎ ...自由詩607-4-23

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