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秋、
そのつぎの
ひめくり

菱形がつらなって
つかめない
光のドロップ

ひらきっぱなしの
本の表面に
ゆらめいて


今が
かたむいてゆく
いまごろ
どこに
浮いているか

風をつかむよう
指をひろげても
空をきるばかり

なにかとすり替えられたわけでも
なかろうに・・・
見事に
はたされない

急にうしろか ....
もう、すっかり
昨日とちがう


まだ背中が熱いのに
太鼓の音が耳に
こびりついているのに
黄色い法被の色が
ちかちかするのに

そんなふうに
頬を冷たく
なぜてゆかない ....
思いがけず強い力で押され
はっとする
そして君は自分にとまどっている
そんなふうに
わたしがよろめくとは
思ってもみなかったのだ

どこからわいてくるのか
その力は
どこへいったのか ....
ちいさい声で
すごく大事なことを
いう
おおきい声では
いえないことを
いう
声の芯は
おもいのほか
しっかりしていて
おおきな声が
いくら
邪魔しようとしても
伝わってくる
 ....
林檎のジャムを一瓶、食べてもいいと
いわれたような気がした
大人みたいに好きなだけ、起きていてもいいと
いわれたような気がした
明日も、あさっても、その次の日も
ずっと日曜日みたいな気がした ....
ピアノはなんともつれないやつ
思いどおりになんて
とうてい弾けない
僕の指ときたら
からまるか、つっかえるか、へたれこむか

あつかましかったのだろうか
だが、
初心者用にアレンジされ ....
乱太郎さんの美砂さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
午後二時- 美砂自由詩8*07-9-12
約束- 美砂自由詩4*07-8-22
祭りのあと- 美砂自由詩5*07-8-9
思春期- 美砂自由詩3*07-7-26
きみの領分- 美砂自由詩6*07-7-20
わたしのそばにそれがきたとき- 美砂自由詩4*07-6-13
四十の手習い- 美砂自由詩5*07-6-8

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