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海であったかもしれない、その水たまりを、誰かは容易
に跳び越えてしまう。とめどなく溢れながらこぼれなが
ら変遷していく歴史だったかもしれない、それが映す風
景の色味について、語ることもなく。
....
目をとじたまま夜を織っていく
書き損ねた昨日の日記を
改竄する
遊びつかれてもまだ泳いだ
つめたい壁にぶちあたるまで
嘘も真実もこの手にあった
そして飽きもせず
わらった
ひか ....
覚えたての年号を羅列して
自慢げにわらう少女は
昨日みた星のいろを
まるきり覚えていないという
羽根がほしい
羽根がほしい
微風がきせつを連れてきて
合図なんかいらない
気まぐ ....