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窓越しの陽射しが
薄いまぶたを通過する
汗ばむ髪をかき上げると
晩夏が私に混ざり合って香る

あの日に帰りたい
そう思ったことの無い自分が
幸せなのか不幸せなのかわからぬまま
季節がま ....
わずかに伸縮する細い糸を
二人で引き合って
惹かれたその日々は
梅雨とともに
もう遠く過ぎ去った

夕刻の空を飛行機がゆく
赤い雲を残して南へ向かう
やがて飛行機が小さくなり
雲も空 ....
夜が毎日やってきて
ラピスラズリを細かに砕き
私に塗り重ねる
紫陽花は
青から変わることなく
傷みながら
終わりを迎える

君が触れた私の一部が
いつまでも熱を保ち
上手に朽ちる事 ....
乱太郎さんのさくらほさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
とどまらない- さくらほ自由詩8*08-6-5
Re:_さよなら- さくらほ自由詩6*07-7-27
風葬- さくらほ自由詩13*07-6-13

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