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真夜中
雨音が風に波立つ時
目を覚ます
そうしてどの道止む
自動信号の点滅は
空が明ける、
黙とうを
ひとつひとつの 命にしながら
思い出してゆく
(さらば
  ....
ことりは泣いた
 闇に光る
美しい風色がささやいて
ひとこえ
空よ

 澄み渡れば、青すぎる。青すぎる
宙に浮かべた ほほえみを
 明後日の朝顔は
忘れ去ることは無く透過する ....
光と影
影と光
  照らすものは何か、そして
  浮彫になるのは何か
そこに答は、あるか
何はともあれ、時はすぎる、全てが静止するまで、有り難い
今ここに在る私も

ひとり。連なり咲い ....
明け方の空へ左様なら
わたしはいつか
あちらへ行く。

終わることが出来ない
という のは ある意味、
絶望である
永遠の命なんて。透明な
花時計が求心する眼球の
水 ....
即興演奏の融合した空がこのからだで倍音を
発する。満月の銀の弦が冷たく光る。
目を瞑った先に見える映日果が上映される
夕べに伝言する蝙蝠の光子は
舞台裏で旋回し観客には映らない。いつも
 ....
一輪の白い花を手折る時にもらした溜息は
蒼空へ昇った
ふしめがちなほほえみは
みすごされてしまった

光に透ける花びらを
みつめるひとみは澄んでいて
か細くなった息をする
私を映してい ....
遠い風の透けた
銀のしずくが
{ルビ月影=つきかげ}おぼろにひびいて
さびしく薫る
ぬれた黒髪
結いあげる白い手

静かすぎる吐息の重さは
うつろな視線の光
映る予感の静寂が ....
電信柱の先が
お墓のあたまに見えた
あそこでセミに鳴かれては
私は独り笑み
アイスクリームのとけるままに
いつまでも返事を、まつのだった

べとんべとに常温で濡れてしまった
床を拭きな ....
私は、私の影であり
影は、影の影である。

どこまでも
黒く透ける現し身を
冷たい風がなぞり
さみしい熱を奪い去っていく
だからといって みたされることはない
このささやきが、色づ ....
     ある日、
     (傘を忘れてしまった

     朝焼けに焦れた視線が
     日影の後ろ姿を おいかけていった
     風光は二度と再び帰ってこなかった

 ....
乱太郎さんのこしごえさんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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一輪の光陰- こしごえ自由詩2*11-10-1
独りのロンド- こしごえ自由詩6*11-8-1
秋の回旋塔- こしごえ自由詩5*11-1-1
一輪の眩暈- こしごえ自由詩3*10-11-15
うすげしょう- こしごえ自由詩13*08-1-7
ゆく夏の陽炎にて- こしごえ自由詩7*07-10-29
水母- こしごえ自由詩10*07-10-19
(零雨の予感)- こしごえ自由詩9*07-7-28

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