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風に靡く髪のように
たおやかな装いで
優雅な舞を演出する舞踏家のように
はらはらと落ちては舞い上がる、乙女

満月の照明を浴びて
きらきらと光り、芳香を漂わせながら
終演の華を咲かす
 ....
遠くの情景に
ひとまず別れを告げて
内なる心象に目を向ければ
喜怒哀楽と
それらに紐ずけられたものどもが
溢れてくる

それらは、別々に現れるのではなく
万華鏡で回し見するみたいに
 ....
最終連は
とうに終わっていても
締められた言葉は
いっこうに完結するようすもなくて
視線は
空を漂う余韻の行き先を
見つめている

その時
一羽の冬燕が目の前を横切るも
地面に落ち ....
風もなく、静かな夜半に
疲れたかすむ目を、外に向ければ
ここから見える桜木に、花が咲いている
それは、わたしの目にだけ映っている、花
七分咲きの、満開の、はらはらと散りゆく花びら
走馬燈のよ ....
乱太郎さんの長崎哲也さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
薄紅色の乙女は満月の夜に舞い散る- 長崎哲也自由詩2*17-4-15
自照詩人- 長崎哲也自由詩9*17-3-12
最終連から始まる詩片のような残音- 長崎哲也自由詩20*17-2-28
望桜花- 長崎哲也自由詩7*17-2-24

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