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水暗きなかに閃光突き刺さるまじわる場所は色彩なき場所

青春の色彩すでに忘れたり鳥飛び立てる後の静けさ

掌にあまる白桃まだ知らぬ空の色彩抱きて帰らむ
夏葱や魔法使へた少年期

麦藁帽誰かの思い出波に消ゆ

夏草や旅の鞄に陽が落つる
夕陽の堕つる彼方に昨日問ふわれと埃かぶりし母のオルガン

澄み渡る空に浮かびし虹を見る子らの顔には虹の跡なし

われ乗せて北へ走らむ夜汽車にて車窓に顔つけ頬を冷さむ
秋桜さんの村木正成さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
色彩- 村木正成短歌6*07-6-2
少年期- 村木正成俳句6*07-5-28
母のオルガン- 村木正成短歌707-5-26

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