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愛していると言うたび
黒ずんでいく道を歩く
盗んだ砂糖でパンを作った
明日は砂場を埋めにいく

今日はいちにちくもり空だった
生ぬるい空のしたにねそべれば
生きていることを忘れられる ....
休日、タイ料理をたべて、よく晴れていたのでちいさなピクニックをした。コーヒーショップで買った飲みものとパウンド・ケーキ。さいきんできた、わたしのあたらしい友人は胸に青い薔薇を咲かせている。
公園 ....
朝焼けと冷えた砂糖と緑の手 チャイムは一度も鳴らなかった 赤色を重ねて空し十二月 噛み砕かれた夜を吐き出す 生ハムのあぶらのようにこびりつく濁る合図とするどい刃物


明日にはしなびる青の予感抱き ちんげんさいとふたりでキッチン
痛い痛い雨がやんだら堅い床踏みつける指すこし緑の

眠る人の横で研いでるさみしい女の匂いや色や言葉や

夜はまだ明るすぎるし広すぎる体が重くて朝を見れない

優しさのはりつく頬を撫でた ....
うんと薄くつくったカルピスは母のワンピースに似て少しかなしい これ以上泣いたり笑ったりできないくらいに疲れてそれでもお金は味方だと思った。一粒500円のチョコレートを買ったり髪の色を5日ごとに変えたりしてそれでやっと立てている感じがした。洋服より下着にお金をかけ .... 熟れすぎた花がはじけるとろとろと下着をつけない肌のあいだに

砂浜は背につめたく体温は胸にあつくってどこへもゆけない

こんな日に果実が海に生るなんて 咲かせばすぐに摘み取る指に
はるあさく みどりをまつは 黄卵と よるのせにさく ふくらみゆく月 誘う手のまにまにのぞくかなしみよ ひとりよがりの罰か褒美か 季節はずれの立ち枯れの薔薇の木と 似た者どうしで冬の日に二人

日が落ちて からむ寒さにあわす両手のひびわれがいつもより深い

何もなければよかったね なにひとつ持たずにここにいられたら
 ....
ため息のなかで
耳鳴りのなかで
朦朧とした意識のなかで
ぼんやりといつもあなたが浮かんでいる
うその花にも匂いがやどりすあしをみせるこまかい蝶々のむれ

うす皮をむくようなはだとうす皮をむくような思春期の目つき

曇天のむこうがわには陶酔とうすあおがともにめくばせてさく

さか ....
生田 稔さんのはるなさんおすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
砂場- はるな自由詩315-10-5
薔薇のこと2- はるな散文(批評 ...213-5-16
チャイム- はるな短歌112-1-16
無題- はるな短歌211-12-24
キッチン- はるな短歌311-10-17
夜はまだ- はるな短歌211-9-20
- はるな短歌211-8-9
嘔吐- はるな自由詩811-8-8
海辺の桃- はるな短歌111-7-30
春浅く- はるな短歌211-4-17
無題- はるな短歌211-3-27
立ち枯れ- はるな短歌111-2-16
意識- はるな自由詩311-1-28
曇天の匂- はるな短歌310-4-6

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