すべてのおすすめ
歩行する足と足の間に光は群れて


喉仏に蝶を飼う人


コツコツ ブーツの足音 世界が美しい


海いつとなく揺れ 波のはしる


詩歌集見ると舌舐めずりのロクロッ首

 ....
三日月に人民服着て国慶節


漢民族 帝国の龍 飛天へ昇る


龍神立ち昇る漢土の風は濁


三日月に迷彩色 冴え返る軍務の友


腕章に黒く特務を染め抜いて 天
魂の総設計師となりたし
       銀河と地の底 芯に立つ事


一人立つ既存の価値からオサラバだ
          引用引用 坩堝灼熱


仏壇に戦没者の遺影寂しくて
     ....
春 近く
今 輝く大海の一滴で
水晶を濡らし
世界の浄化を試みて


春を待つ
植物らの冬ごもり
陽光の射角
昇り 高まる


温帯 東京は
冬の日光浴こそ
快適な遊び
 ....
全天の半分が
この太陽の光で圧倒されて
青空の透明感が増す
枯れ枝に太陽光は懸かり
直視できぬ もどかしさ

潮のごとく逆巻く直射光
日差しは小さな部屋を満たし始めて

また静かな一 ....
木枯らし騒ぐ 窓
カーテンに木々の影 映りざわめく

暖かな部屋 
電気ストーブが赤い 
鎮まる物らに囲まれて 
空気が眠る
旭日射す

「山遠く銀嶺の風吹く街に」

立山連峰を ....
都市の空 鈍く 射光を発し
緩慢な雲 白く カルマ吹く

夜景は開放を予感させて
私は空の人

今 自由の夜
音も無く
魂は暗闇に走り去る
思うさまに飛び散るから

夜の静寂が益 ....
虚ろな気だるさが
重い腰をあげて支配し始めている

大気が大きな欠伸をしながら
そっとこの地に潜り込み
寝息を立て始めると

羽毛に柔らかく包まれた小鳥が止まり木でさえずる

大地に ....
占星学の本を紐解くと、各々の惑星が司る、人物像が
浮かび上がってくる。古来の目視できた、七惑星占星術でなく、
科学の勝利した、天王星、海王星、冥王星を少し詳しく見てみよう。

天王星。
科学 ....
心地よい大気に
二酸化炭素の灰は
静かに降り積もり

街路樹がしめやかに光合成を始めて

朝の街は足早に行き交う ひと ひと
流れる河の勢いが増す

何も語らずに
そこに建つ ビル ....
そして雨に濡れた
木は影さす

雨の木の影は遠景の都市を覆い尽くし
雫の滴りが大地に潤いを与えていた

雨雲の空
そそり立つ木々には滋潤
幹には伝う雨

影が色濃く大地に降りる
 ....
伏臥の悦楽がやってきて

無音の法悦に浸りながら

大気の肌に触れたなら


読みかけの「ジャンクリストフ」
どんな偉大さでも、偉大なものはすべてりっぱである。
苦悩もその頂点に達す ....
ニュースも見ない
気晴らしのバラエティーなどもってのほか
パソのスイッチは錆ついて

空を ほらこのとおり見上げて
小鳥の声が存在感を増し
たまの音楽はクラッシック
ベトーベンにフォーレ ....
午前中 やるべき事を済ませたなら・・・
軽い昼食と読み止しの本が本棚から取り出され・・・

午後は街に出る

見慣れた商店街
人通りが心もち多いのか
気候が良い分 空気と肌の触れ合いを楽 ....
湿り気を帯びた
黒潮からの風が流れくる
幾分か柔らかさを含んで

太平洋の西のはずれ 日本列島 梅雨

空気が清々しい 今年
寒暖の激しさは何処へ

二酸化炭素の濃度が増えて
肺が ....
ポットの注ぎ口から
授乳温度の液体ネコを流出させて
膝の上に置く

ネコは不定形
とろーり とろーり
湯気を立てて 
うたた寝をしている

ネコの脳波はカップの上で波紋を立てて
き ....
鮮やかに 雲が 
青空から 吊り下げられて

細いナイロン糸が
結び目を のばして

雲は動く
己の腕の寂しさが続くかぎり
雲は行く
己の知らないくにざかい

雲の影が落ちる
 ....
陰樹の茂りに
やさしい 幻を見せて
吸われた強いタバコ

陰でささやかれる 会話
もうろうと 煙り
奥の端の席に 織るべき 夢

この店は 沼の匂いがする
湿りの温もり
肌にしたた ....
臆病な渓流の魚
生息の影 秘密めき

見上げる
木々の陰影
木漏れ日のわずかな流れ

遡行する 記憶の面影

二千五百年前 仏陀と
七百五十年前 日蓮と

この滝の巻き道をあが ....
生田 稔さんのアハウさんおすすめリスト(19)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雑詠6句- アハウ俳句609-10-16
国慶節- アハウ俳句5+*09-10-1
総設計師- アハウ短歌109-5-15
春_待つ- アハウ自由詩3*09-1-21
この太陽_この青空- アハウ自由詩7*09-1-16
うたた寝- アハウ自由詩209-1-15
雲形の魂- アハウ自由詩1*09-1-14
鎮まる地と沈める空- アハウ自由詩3*08-7-23
ポセイドンの目覚め- アハウ散文(批評 ...208-7-22
おやすみ!・・・ビルディング・・・- アハウ自由詩408-7-1
雨の木の影- アハウ自由詩5*08-6-29
読書の姿勢- アハウ自由詩6*08-6-28
試みられた生- アハウ自由詩7*08-6-27
私は確かに_この地を歩み- アハウ自由詩508-6-25
空気を吸う- アハウ自由詩2*08-6-25
液体ネコ- アハウ自由詩22*08-1-11
糸を放つ- アハウ自由詩14*07-10-30
女の店- アハウ自由詩607-8-1
蓮池- アハウ自由詩1007-6-4

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する